Manabus Column

路地裏から尾根道を行く

ドミノ

2008-12-15 | Weblog

師走の都心部は、人間でごった返していた。何度靴のかかとを踏まれて、靴が脱げそうになっただろう。とにかく、ヒトだらけ。田舎もんの自分だが、何時からかそういった人ごみの中を歩くのに慣れてしまったみたいだ。

恩田陸の『ドミノ』は登場人物が30人くらい居て、そのまったく別の人たちが、東京駅を舞台にドタバタするコメディー。キャラクター達の話がパラレルに進んで行き、タイトル通り最終的には一つに重なって、バタバタと畳み掛ける展開になる。

これほどまでに沢山の人間が登場する本は無いと思うが、舞台が東京駅だけに人口密度は凄い。この時期に読むと、さらに師走の忙しさを感じないわけにはいかない。


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