北品川周辺の旧東海道は、非常に綺麗でよく整備されている。
狭い路地が左右に点在していて、そこには静かな昔ながらの住宅が佇んでいる。
そして、平安時代や江戸時代に海上での安全祈願や戦勝祈願の為に造られた神社なども多い。
路地裏好きとしてはたまらない場所であるし、何はともあれその象徴でもある井戸ポンプも無数にあった。
いつから使っていたのであろう、錆び錆びの物が外されて植木の脇に置かれていた。
そしてこれまた錆び錆びの自転車も、かなり昭和感を醸し出している。
もう持ち主は居ないのであろうか。
はるか昔に役目を終えた錆びた井戸ポンプ。
傾いていて何とも哀れだが、あと数年して周りの環境だけ変わってしまったら撤去してしまうのか。
入り組んだ狭い路地を入ると、まだ頑張っている井戸ポンプがあった。
路地の脇に植栽が沢山あるが、たぶんその水やりはここの井戸水であろう。
公園脇の井戸は、路地の真ん中にあった。
もう使えないのか布か何かが被されていたので、最初は井戸か何か分からなかった。
夜、自転車で通ってたら危ないよね。
少し行ったところにも、屋根つきの井戸はかなり朽ち果てている。
更に路地裏の真ん中に、まだまだ現役であろう井戸ポンプ発見。
これはわりと新しい方なのかもしれない。
どうしてこれ程井戸が多いのだろうか。
例えば、佃島と同じでここも昔漁師町で、その為水が大量に必要になったのかもしれない。
ただ、もちろん現在は水道が張り巡らされてるため、もう井戸水の需要も無くなってしまったのかもしれない(現在は見直されてるが)。
現役なものやそうでないものも含め、多分そのほかにもまだまだ点在してるだろう。
しかし、このような昭和な感じのする街も、再開発やらなんかでいずれは無くなってしまう。
少し歩いた品川なんかは、もう昔の面影も無くなってしまったんじゃないかな。
もちろん歩いていて楽しいのはディープな路地裏なんだよね。
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