餃子ライス

会社の同僚達に、日光へ釣りに行った時のことを話した。

帰りに宇都宮でみんみん餃子を食べたかったんだよと話すと、若い子が「自分も丁度その日に宇都宮行ってて、みんみん食べてましたよ！」と返してきた。

へ！？何とまあこんな偶然もあるのだなあと少々驚いた。

やっぱり宇都宮で食べる餃子は美味しいとの事で、そんな話を聞くとさらに食いたくなってくるではないか！

 

そんな悶々とした中で、昼飯に僕はたまらずにチェーン店の餃子定食を注文。

それでも僕の中の餃子欲は抑えられず、もっとこう何というかでかい餃子を頬張りたいと。

 

そして次の日、野暮用で出かけた先に餃子屋があるのを思い出しその店に行ってみた。

店内にはカウンターしか無く、餃子がメインメニューだがラーメンもあった。

この日は夏みたいに暑く、一応店の中は空調は効いているが、窓が空いているせいか何だか熱気がムンムンで少々暑い。

ただ、三人の店員さんは皆寡黙でテキパキと仕事をこなしていて、それだけ見てても良い店だなということが分かる。

 

『冷やし中華始めました』も気になるが、ここは男らしく店の看板でもある餃子ライスのご飯大盛りを注文（餃子定食ではなく、餃子ライスなのがよろしい）。

 

 

 

おお！で、でかい！

隣の人のを見て大きい餃子だなと思ったが、いざ自分の前に出されるとそのデカさに少々怖気ついてしまった。

さらにご飯の量も『ザ大盛り』という感じで脇にザーサイまで乗ってるが、もう若くないしやっぱ普通盛りにしとけば良かったかなと少し後悔。

いや、ここは嫌というほど餃子を食わないとそれこそ後悔してしまうだろうという訳の分からない事を思いつつ、僕は小皿に醤油やらラー油やらを注いだ。

 

そして、大きな餃子を箸でつまみ上げ、そのズシリとした心地よい重みを右手に感じつつ、タレに付けて口の中に放り込む。

モグモグ、う、旨い！流石は看板メニューだ。

それに中華の定食に必ず付いてくる中華スープも、いつも何気なく飲んでるがこのスープも最高なのだよ。

一体、どうやって作ってるのか最近気になって眠れない。

 

最後の方はちょっとお腹が膨れてきて気合で完食した。

流石に餃子２日連続だし、もう１ヶ月くらいは食わなくて良いだろうと。

でも、次の日テレビで餃子特集を見たらまた食べたくなってきた。

自分で作るのも楽しいけど、とにかく近所で旨い餃子屋を探すのも有りだよね。