イタリアの都市、外国メニュー締め出しで批判受ける
1月28日18時12分配信 ロイター
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1月27日、イタリアの都市が外国メニュー締め出しで批判受ける。写真はトスカーナ地方の伝統料理を調理するコックたち。2007年8月撮影(2009年 ロイター/Marco Bucco)
[ローマ 27日 ロイター] イタリアのトスカーナ州にある都市ルッカが、市内の歴史的地域の中心部で新たな外国料理店の出店を禁じ、「料理の差別主義」と非難が起こっている。
ルッカ市議会はこのほど、市の中心を囲うルネサンス期の城壁内側で、イタリア料理以外のレストランやバーに対し新たな営業許可を出さないことを採択で決定した。
これに対し、トスカーナ州の中道左派政権は、イタリア料理以外を禁止するこうした動きを差別だとし、「食や料理方法に隠れて差別主義を導入する」措置と非難した。
一方、ルッカ市役所のスポークスマンは、市の伝統的なアイデンティティーを守るのが目的で、風俗店やファストフード店、持ち帰りのピザ屋などにも適応されるものだと、新たな規制の正当性を主張している。