地震から１か月経ちました

熊本の地震から１か月経ちました。

自宅も大体は片付いて、普通の生活を送れています。

避難から帰ってから、友人たちにも会えて、

無事を喜び合ったり、まだまだきつい状況を話したり。

でも、会えて話せることが一番うれしいです。


地震にまつわることは沢山あるのですが、

ここには自分と自分の作品について書こうと思います。

教室のことは書きません。もう、自分の中で考えがはっきりしているので。



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１回目の大きい揺れの後、すぐに公園に避難して、

一晩過ごしました。

朝になって、余震がまだあると確信していた

(東日本の時にもたくさん余震を経験していた)

ので、とにかく、家を出て、少し遠くに行くことにしました。


教室の生徒さんの連絡先を書いたノートだけは持っていかなくちゃ、

と、ノートをかばんに入れて、


あとは、ミシンだけはテーブルから下におろして、

机の下に入れておきました。


家に帰ってから、まだミシンに触っていません。

普通の生活に戻ったら、

すぐにでもまたハンドメイドをしたくなるって思ってたのに。


散乱した作業部屋を見ると、

どうしてもやる気がわいてこなくて。


どんなときでも、作るってことが、私を支えてくれて

地震の後も

作ると癒されて、仕事したくなるって思ってましたが、

そうではないみたい。


二度と家に帰れないかもしれない、って思ったときに

どうしても持ち出したい作品もなかったし、

何にも無くなってしまっても

私にとってはどうってことない、って思いました。


なんだか、それがショックで。

冷静に考えれば、そんなときに大切なのは

命なので、ハンドメイドなんてどうでもいい、と思うのは

当たり前かもしれないのですが。


ずっと懸命にやってきて、大切な仕事のはずなんですけど。

わりと、そうでもなかった。




でも、これから、また始めるのですが、

これから作るものは、

もっと、自分の生命に直結したものでありたい、

出来なくなってしまったら、

泣き叫ぶものでありたい。


です。