女の本音Ⅰ

この間、森瑤子さんの小説を読んだ。
男女の赤裸々（古語？）な恋愛模様を描いたものが主流で、とってもお洒落な
女たちが登場する。主人公が主婦の場合、その容貌は、まるでご本人。
彼女は小説の中で浮気願望を満たしていたのかしら？
まあ、いずれにしても欲望ってのは凄いエネルギーと信じられないほどの
緻密さを持つもの。
「男は女をベッドに引き込む為なら、とことん優しくなる。
洒落た会話とユーモアを駆使して女の気を惹き、シャンパンも
ご馳走してくれる・・・」
ああ、思い当たることがあるわ！という人、多いのでは？
（絶対、この女とセックスしたい）
そんな欲望ありありの男性と食事をするのってヘヴィ。
「では、おやすみなさい」とタクシー乗ろうものなら、食い逃げしやがったと
ばかりに恨みがましい顔されるか、強引にタクシーに乗り込んでくるか、
とにかく面倒臭いことに。
知人Ａさんはタクシーに乗ってホッとしたのも束の間、部屋までおしかけられ
ピンポ～ン、ピンポ～ン、ピンポ～ン、ピンポ～ン、ピンポ～ン、ピンポ～ン
延々呼び鈴を鳴らされたとか。
だいたい食事を奢れば女性がセックスさせてくれるっていう考え方は
どこから出てくるんだろう。
相手にその気がない場合「余り断っても気の毒だし」「食事くらいなら」
という感情しかないのに。
そんな男性たちの救世主、フェロモン香水が通販で売れているとか。
その香りをかぐと、どんな女性もイチコロ！・・・らしいけれど。
果たして効果の程は？試した人がいたら、試された人がいたらお話を聞いてみたい。