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死ぬのにとてもよい日~輪廻転生

2005-05-22 21:58:32 | Weblog
Today is a very good day to die.
今日は死ぬのにとてもよい日だ~

私の心の奥底にふっと寄り添ってきた詩の一節です。
これはナンシー・ウッドという白人の女性が1961年にニューメキシコ州の
タオス・プエブロ・インディアンとの出会いをきっかけに1974年に、
発表した詩集のなかの「Today is a very good day to die」という作品です。
彼女は10年間もの間、インデアンの生きる哲学を学び、修行に励んだそうです。

そして、この詩は彼女の中に突然あふれてきて、すべて書き終えると
不思議な風のように、どこかへ消えていってしまったと彼女は語りました。
この詩をもたらしたのはネイティブ・アメリカンたちの
永遠の魂なのかもしれませんね。

Today is a very good day to die.
今日は死ぬのにとてもよい日だ。
あらゆる生あるものが私と共に仲良くしている。
あらゆる声が私の内で声をそろえて歌っている。
すべての美しいものがやってきて私の目のなかで憩っている。
すべての悪い考えは私から出ていってしまった。
今日は死ぬのにとてもよい日だ。
私の土地は平穏で私を取り巻いている。
私の畑にはもう最後の鋤を入れ終えた。
わが家は笑い声で満ちている。
子どもたちが帰ってきた。
ああ、今日は死ぬのにとてもよい日だ。


ネイティブ・アメリカンにとって死は生命の一部で、彼らは
肉体は土にかえっても魂は存在し続けると信じています。
インドやチベットでも輪廻思想が信じられてきました。輪廻転生、
サンスクリットではサンサーラ=samara、
英語ではトランスミグレーション=transmigration
車輪が廻転し続けるように、魂もまた新たな肉体を得て
生き続けるというものです。

チベットのラマ教の教主であるダライ・ラマは代々、
輪廻転生を繰り返すと言われ、代々のダライラマが崩御すると、
すぐに選ばれ死魂の宿主である子供に転生すると言われていて
次のダライラマとなる子供をチベット中から探し出すそうです。
ちなみにダライ・ラマは「大海の上人」という意味があり、
輪廻転生の思想に基づき、その死後49日で受胎され、
生まれ変わると言い伝えられています。
49日というと仏教では人が亡くなってから極楽浄土へ行くまでの
日数ですが・・・ダライ・ラマは極楽浄土へ旅立つことなく
延々と生まれ変わることになりますね。
凄すぎです

実は私、輪廻転生を信じているのです。
誰もが両親から受け継いだDNA以外の何かを持っているから。
才能だったり、個性だったり。
それは輪廻転生の間に磨かれた魂のあらわれ。
そして先に旅立っていったあの人とも、何処かで再会するのです。
どこの国か、どんな姿になっているのか、それはわかりません。
でも、必ず何処かで会えるのです。
だからなのか死ぬことに恐怖はありません。
死ぬ、というのは、ほんの少しの休息。
再び肉体を得るまでのインターバル期間。
だから生きているときは精一杯笑って、泣いて、頑張りたい。
の日もの日も。

私にもいつかやってくるToday is a very good day to die.
魂の旅は、まだまだ続きそうです 

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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
輪廻は絶対ある (やまちゃん)
2005-05-29 00:26:15
はじめまして。

僕も輪廻は信じています。



>> だから生きているときは精一杯笑って、泣いて、頑張りたい。



同感ですっ!!

精一杯自分らしく生きて、今生を実りあるものにしましょう!!
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