真夏の・・・

これは本当にあった怖いお話です
Ａ子さん（40代後半）がご主人と寝室で眠っていたときのこと
ドアを開ける音がギィィィィィィと闇に響き渡りました。
目が覚めたＡ子さんがドアのほうを見ると人影がぼんやり。
ナイトテーブルの時計を見ると午前２時。
「なぁにやってんのよ～早く寝なさい」
Ａ子さんは息子さんが夜遊びして遅く帰ってきたのだと思い、
それだけ言うとまた眠ってしまったそうです。
しかし朝になって電話が鳴り、出てみると息子さんが
「おふくろ、昨夜友達のところに泊まったんだ。直接会社行くから」と言うのです。
は？じゃあ昨夜の人影は誰
それに息子さんは帰ってきたらいつも直接自分の部屋に行ってしまうので、
わざわざ寝室まで「ただいま」を言いに来ることはないことを思い出しました。
も、もしかして幽霊
そのときご主人が大声で叫びました。
「ど、泥棒だぁぁぁぁぁぁ」
驚いてリビングへ行くとクローゼットの奥に隠してある金庫が破られ、
現金がなくなっていたのです。しかも200万円
そう、あのとき寝室のドアを開けたのは泥棒だったのです。
慌てて警察を呼んで、大騒ぎ。指紋を採取したり足型を取ったり。
まるで刑事ドラマのワンシーンだったそうです。

些細なことでギャァァァと悲鳴をあげるＡ子さん、
寝ぼけていて正解でしたよ。
人影に驚いて悲鳴上げていたら。
ご主人もろとも殺されていたかもしれません。
お金を盗まれたのはショックですが、
命は無事だったんですから。