日々の泡&王様の耳はロバの耳

美酒&グルメ、幸運GET方法、独り言・・・何が出てくるか開けてみなければわかりません☆

でたぁ!

2005-09-17 13:28:32 | 独り言&エッセイ
象徴主義の先駆者と呼ばれたギュスターブ・
モローが描いたのが、この「出現」
サロメの要望によって首を切られたヨハネが彼女の前に
現れた様子を描いたそうな。お~怖っ

さしずめ
サロメ「きゃああぁぁぁぁぁ出たァ
    ヨハネの首よぉみんな、見えないの
    ほらほら、そこにいるじゃないのよ
その他の人「?????????」

ちなみに何でヨハネが首を切られたのかというと
ガリラヤの領主であるヘロデ王は美しい王女サロメにぞっこん
ヘロデは自分のお誕生日会のときにサロメに
「踊りをみせて☆」とお願いするんだけど、サロメは「イヤ」の一点張り。

実はサロメは洗礼者ヨハネに片想いしていて、あの手この手で
なびかせようとするんだけど何せ相手は聖職者。
気持ちは一方通行のまま

「この私の愛が受け入れられないなんて!」と激怒したサロメは
あれほどイヤがっていたにもかかわらずヘロデ王の前で
セクシーな七つのベールの踊りを踊るんですね。
一枚ずつ衣を脱ぎ捨て、終いにはオールヌードに
ヘロデ王が喜ばないわけないじゃない?
心は狂喜乱舞状態の王様は「何なりと褒美をとらすぞ
(よくあるパターンだわ。このセリフは万国共通)
サロメは、何とヘロデ王に「洗礼者ヨハネの首を頂戴!」と
いったそうな。

って、これ逆ギレ現象じゃなくて?
自分になびかないからって首を所望するなんて。
・・・と思うこともあるんだけど、それだけ深く愛していたのかも。
この「出現」に描かれたサロメの心情は驚きのどこかに
愛しい人の首が現れた喜びもあったりして。

いろいろな小説や映画で愛するが故に、その人の命を
奪う、という内容のモノがあるけれど、私は片想いや愛する人の
命は所望しないわ。
生きているからこそ素敵だし、面白いし。
・・・って恋愛語る前に肝心の相手を探さなきゃね。

出現 (L'Apparition)1874-1876年
105×72cm―水彩―Musee du Louvre, Paris.

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2 コメント

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首がぁ!!! (ken)
2005-09-23 21:42:19
この絵って、すごく印象に残りますよね?

え、サロメの話って、そういう話だったんだぁ

僕、何かの話とごっちゃになってるみたいです。

サロメって、母親がいませんでした?

その人がかなりの曲者で(笑)、サロメはその母親のいいなりの娘って覚えてました



愛する人の命ですか?

絶対、所望しないと断言できないかも。

って、オイっ!
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サロメちゃん (ルチル@happy)
2005-09-26 12:46:24
そうなんです。サロメは何かというとママンの言いなり

イマドキの女の子にもいそうですよね。

愛する人の命は・・・大切にしてあげたいとは思いますが生首は勘弁

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