心理活動の意味を環境の中で捉えるために必要な作業 ― ジルベール・シモンドンを読む(29) - 内的自己対話-川の畔のささめごと
個体化理論の中で、或る準安定状態が孕んでいる葛藤に対する解決としての心理活動とはどのようなものなのでしょうか。それを理解するためには、生命における一連の準安定的システムが、あるシステムから別のシステムへと、どのようにして段階を追って成立・機能するに至るのか、その本当の道筋を発見しなくてはなりません。その発見のために必要な作業が順次述べられている文章の最初の二文が今日読む箇所です。この文章は、始まりからピリオド(ポワン)まで十四行もありますが、途中六つのセミコロン(ポワンヴィルギュル)で句切られていて、七つの文に分かれています。Pourcomprendrecequ’estl’activitépsychiqueàl’intérieurdelathéoriedel’individuationcommerésoluti...心理活動の意味を環境の中で捉えるために必要な作業―ジルベール・シモンドンを読む(29)