湯沢日和(ゆざわ びより)

今日もなんだか、いい日和♪
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塩沢紬で温泉街散策・・・雪国の世界へ誘う【かすみの間・雪国館】

2007-11-08 22:41:12 | 文学・歴史・絵画
昨日お伝えしました、塩沢紬着用体験の続編です。


本日は皆様を、川端康成の小説『雪国』の世界へご案内したいと思います。

ちょっとまじめに、小説雪国を語ります。切ない恋のお話です。
(純文学に興味がまったくない方には、ちょっとカタイお話です)


小説雪国とは?・・・という方は、まずこちら、Wikipedia 雪国(文学)をご覧下さい。



雪国といえば、やっぱりここ!
川端康成が逗留し、雪国を執筆した『雪国の宿 高半』。

越後湯沢温泉の湯元で、歴史ある温泉旅館です。


フロントで受付をした後、エスカレータで2階にあがり
資料室、かすみの間へ。



みなさま、ご一緒に、雪国の世界へ・・・。




まずは、資料や当時の写真を拝見。

当時の見取り図・映画撮影時の様子などがパネルで紹介されています。

※雪国は、何度か映画化されました。
池部良・岸恵子主演(1957年の作品)の雪国は、高半にて鑑賞することができます。




川端康成が執筆した、かすみの間にも入れていただきました。

昭和9年~12年と数年かけて滞在したそうです。

湯沢日和では何度かご紹介していますが、今の私の年令が、川端康成が高半に逗留して執筆活動をしていた年令と重なることや、過去ミス駒子として1年間活動したことなど、私にとって『雪国』は、思い入れがものすごく強い作品なのです。

※駒子とは、小説雪国に出てくるヒロインの名前で、毎年湯沢で開かれるミス駒子コンテストの駒子は、この名前から来ているのです。
※小説雪国は、主人公 島村と芸者 駒子の物語ですが、川端康成と芸者松栄の恋を投影して描かれたと言われています。



そのキモチが、この部屋『かすみの間』を訪れるたびに、共鳴し、
切なさが増していくような気がしてなりません。

少しだけ、重い空気感。

時代を超えて、駒子の想いが私にのしかかってくるようです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

『駒子さん、この部屋でずっと東京にいる島村さんを思っていたのかしら。』

そして、いつしか、その想いは

『松栄さん、この部屋でずっと東京にいる川端先生を思っていたのかしら・・・』に重って。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


映画、雪国で
岸恵子さんが演じた駒子は、本当にお人形さんのように美しく、とてもまっすぐで情熱的。
妻帯者である島村が、ここでこんな恋をするのは、
『あんた(しまむら)が悪いのよ。あんたが負けたんだわ。』と言って、
自分の腕をかんだり、かんざしを畳に差したり激しい情を見せます。
ちょっと怖いくらいの愛情表現ですが、そんな駒子が愛らしくて仕方ない。と、私は思うのです。


本当に一途で、情熱的で可愛らしい女性だと思えてならないのです。



雪に覆われた山が、春になると一斉に芽吹き、花々を咲かせるように。
雪国の女は、雪に秘められたとてつもない情熱を持っているのかもしれません。



そんな女の情念を背負いながら、
次の雪国を感じる場所『雪国館』へ。


・・・・・・・・・・・車3分・・・・・・・・・・







雪国館 駒子の部屋

駒子のモデル松栄(まつえ)が当時居た置屋『豊田屋』を再現したもの。

先日、雪国館のご紹介をしましたが、
島村を待つ駒子は、ずっと外を眺めています。

携帯メールがすぐに来ないと『彼からのメールまだ来ない~!!!』
なんていっている現代では想像もつかないほどの時間を、駒子は『来る』と言っては来ない島村を待ちながら、湯沢で芸者として暮らしていたのでしょう。

う~ん、切ない。


1階から2階に上がります。

1階は、雪国の世界にどっぷり浸れるフロアで、2階は雪国の暮らしを展示してあるフロアです。




2階、雪国の昭和初期~中期の暮らしを再現した一室で。


私たち、妙にとけこんでいませんか???(笑)
決して、蝋人形ではありませんよ!


昭和の女ふたり、囲炉裏つつきて・・・。




外に出ると、雨が降ってきました。
駒子の切ない想いが、雨を降らせたのでしょうか?





小雨でも大丈夫。

雪国館となりにある足湯周辺を少しお散歩。


湯沢温泉にあるピンクの貸し傘で雨の日の散歩も小粋に。
傘は、看板のある箇所、何処で借りても何処で返しても大丈夫。

少し大きめな薄桃色の傘は、大好きな人と二人で相合傘。
新しい小さな濃桃色の傘は、一人づつ差して。



お散歩したら、お腹がすいてきました。

さ~て、次回は、
塩沢紬で温泉街散策最終回!湯沢の味覚です。お楽しみに♪



湯沢歴史民俗資料館 雪国館
●料金 500円
●定休日 水曜日

雪国資料室 かすみの間
●料金 500円(宿泊者無料)
●定休日 不定休
●時間 9時~17時




なぐー、今日のひとこと。

よ~くみると、今回の写真、ほとんど後姿です(笑)。
そして、小説雪国の世界にどっぷり浸っているので、文学に興味がないと???かもしれません。

が、湯沢といえば、やはり 小説『雪国』!なので、今回ご紹介させていただきました。

みなさまも、雪国の世界に触れてみませんか? 一度ではなかなか理解できませんが何度か読んでいくうちに、深~い川端雪国ワールドに引き込まれるはず!!



次回・最終話は、笑顔満載の『着物×食』のご案内です


雪国

新潮社

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湯沢の歴史・民俗に触れ、小説雪国の世界を体感する

2007-10-30 22:33:59 | 文学・歴史・絵画
文学の秋。

湯沢で文学といったら、もちろん川端康成の小説『雪国』



『まだ雪も降ってないのに、雪国って言われても・・・。』

                  という方、ご安心ください


越後湯沢温泉通りの『雪国館』では、気軽に『雪国』の世界を体験することができるのです。



雪国館の南雲さん(右)と、田村さん(左)。

今日は、お願いして南雲さんに雪国館を案内していただきました。

入口は2階になります。




入口に書籍やオリジナル絵葉書(雪国をテーマに描かれた日本画)が販売されています。




1階ギャラリー日本画の世界へ・・・。
エレベータを降りるとすぐに『駒子の部屋』があります。

『これは川端康成の小説、雪国のヒロイン駒子のモデルといわれる松栄が住んでいた置屋『豊田屋』を移築して再現したものです。駒子は窓の外を眺ますが、島村を待っているのかもしれませんね。』と、南雲さん。

駒子は、会いに来るといってこない島村をずっと待っているのです。(切ない・・・



駒子の部屋をぬけ、
いよいよ、ギャラリー『雪国』の世界へ。



こちらには、小説雪国をテーマにした日本画14点が展示されています。

文化勲章受章者である高山辰雄氏の「雪国の月」、
平成18年度文化勲章受章者である大山忠作氏の作「勧進帳」など日本を代表する日本画家たちが描く雪国の世界にしばし没頭しました。(残念ながら、ギャラリーは撮影不可の為、ブログでご紹介できません。素敵な作品ばかりです。是非実物をご覧になってくださいね。)


画家それぞれが感じた「小説雪国」を、それぞれの個性・イメージを通して描いているため、小説を読んでから鑑賞することで、読んだときの記憶と日本画が醸しだす情景が複雑に絡み合い、さらに深く雪国の世界に浸ることができるのです。

一枚の絵に隠された深い雪国世界を、私たちはどこまで感じ、読み取ることができるのでしょうか?





続いて、エレベータで3階(湯沢町歴史民俗コーナー)へ。


春 懐かしい農作業の道具が展示されています。

寒く辛い冬が終わり、大地が芽吹く春を、昔の雪国の人がどれだけ心待ちにしていたか・・・。

収穫の喜びを味わうために、雪解けと共に春の農作業が始まります。



夏 養蚕の道具や、織物の道具が展示されています。



秋 農作物(米)を刈り取り・脱穀する道具など、収穫を祝う秋の道具が展示されています。


秋のコーナーから。

昨日、「越後本手打ち きそば しんばし」で紹介した唐箕は電気で動かす機械式でしたが、これは昔の唐箕(とうみ)です。


冬 寒い冬を少しでも快適に過ごすための工夫や、雪国ならではの道具が展示されています。

「懐かしいな~」と手にとって眺める人も。




客橇 芸者さんや温泉宿・スキーのお客さんを乗せて、雪の上を走ったのでしょうか?



同じく3階の閲覧コーナーでは、雪国に関連した様々な書籍ガ展示されています。
小説雪国についても、パネルにて展示されているので、ここで学ぶことが出来ます。

写真の右側には、駒子のモデルと言われる松栄さんの写真も展示されています。



湯沢の歴史コーナーから、石白地区出土の古銭。
全国第2位の量だそうです。


2階へ・・・。

靴を脱いで、昔の雪国の暮らしが体験できる「雪国の住生活コーナー」に上がることができます。



そこで、素敵なガラスを発見

「何に使った道具だろう?」と思って、よ~く見てみると。




え~っ・・・・・・!びっくり。

さて、この素敵なガラスは一体何に使う道具でしょうか?


雪国館で、是非見つけてくださいね



湯沢町歴史民俗資料館『雪国館』

マップ
●定休日  水曜日(詳しくはHPをご覧下さい。)
●開館時間 9時~16時30分迄
●料金   大人500円・子供250円
●館内 1階:ギャラリー雪国 日本画の世界
    2階:湯沢町情報発信・雪国ふれあい広場
    3階:湯沢町歴史民俗コーナー

※雪国館隣には、無料の足湯「かんなっくり」があります。


なぐー、今日のひとこと。

「小説雪国の世界と、湯沢の歴史民俗を一度に体験できる場所。」

それが湯沢町歴史民俗資料館「雪国館」です。

2007年11月3日、文化の日には、雪国館が無料開放になります
この機会に、是非、雪国館にお越しください♪

当日限定で、わら細工の体験と実演もありますよ。
●実演午前10時~11時・午後2時~3時
 体験午前11時~正午・午後3時~4時


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トレッキング&歴史探索

2007-09-17 22:40:46 | 文学・歴史・絵画
 お天気も心配された三連休でしたが、湯沢では穏やかな気温でした。



・・・というより、暑かったですね。9月とは思えない暑さでした。・・・


それでも、

里には収穫を迎える稲穂が、黄金色に輝き
山にはススキが、秋風に揺られていました。


今日は、
運動の秋と、文学(歴史)の秋の両方を楽しめる『荒戸城跡』のご紹介です。

荒戸城跡 行き方マップ





2009年(平成21年)の大河ドラマに『天地人』が決まりました。

上杉景勝(うえすぎかげかつ)の家臣でありながら、天下人豊臣秀吉・徳川家康らを魅了し、もっとも恐れられた男といわれる『直江兼続(なおえかねつぐ)』の物語です。

直江兼続は、波乱の戦国時代に、兜に『愛』の字を掲げ、『民・義・故郷』への愛を貫いた武将として、知られています。

直江兼続,上杉景勝は南魚沼出身です。


※この荒戸城は、上杉景勝ゆかりの城なのです。

 


荒戸城跡(新潟県指定文化財)

荒戸城は上杉謙信亡き後の景勝・景虎の跡目相続争い『御館の乱』の際、景虎を支援する、北条氏の関東からの侵入に備えて天正6年(1578年)、景勝が登坂与衛門尉らに命じて築かせた城で、三国街道芝原峠を見下ろす尾根上に位置している。

城跡は、土塁に囲まれた本丸を中心に空堀で囲まれた二の丸・三の丸があり郭の入口はそれぞれが外桝型で囲まれるなど、小規模ながら堅固な作りになっている。中世の山城としての原型をよくとどめており、貴重な史跡である。



そんな、歴史ロマンを感じながら、少し歩いて見ます。



いきなりきのこが出現。



きのこは見るだけにして、階段を上がります。



さっきまで、車の外気温計は30度をさしていましたが、木々の下は涼しい。




車を停めてから5分も歩いていないのに、すっかり大自然の中という感じ。




木々の合間から、青空がぽっこりと顔を出す。



二ノ丸に到着。光って見えませんが、二ノ丸と書いてあります。
椅子があり、休憩することもできますよ。

二ノ丸からほんの少し歩くと、空堀が見えてきて、いよいよ本丸へ。












湯沢の町並みが見えるはずなのですが、木が生い茂ってあまりよく見えませんでした。

戦国時代も、現代も、この空は変わらずいるのでしょうか? 

・・・なんて思いながら、本丸を後にしました。・・・



なぐー今日のひとこと

車を停めてから5~10分の気軽なお散歩コースとして、
歴史を感じながら秋風の中、歩いてみませんか?




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小説雪国の宿で、悲恋のヒロイン駒子に想いを馳せる

2007-06-06 21:02:54 | 文学・歴史・絵画
人恋しい季節です・・・。

いや、季節は特にカンケイがないのかもしれません。



ふいに、「駒子」を近くで感じたくなって、「雪国の宿 高半」に訪れました。



駒子とは、川端康成の小説雪国に出てくるヒロインの名前です。

越後湯沢温泉の外湯「駒子の湯」や、毎年3月第一土曜日の湯沢温泉雪まつりで行われる「ミス駒子コンテスト」などもあり、湯沢では親しまれている女性の名前なのです。

小説雪国については、ブログ内でも何度か触れていますが、東京に住む島村という妻子ある男性と、湯沢の芸者駒子との悲恋の物語です。この駒子には、モデルといわれる女性(湯沢で芸者をしていた松栄さん)がいて、主人公の島村は、川端康成自身とも言われています。





●越後湯沢温泉の湯元に建つ、雪国の宿 高半。

川端康成の小説、雪国が執筆したことで知られる旅館です。
(かすみの間 という部屋で執筆されました)

ここには、文学資料館「かすみの間」があり、宿泊者は無料、外来は500円で見ることが出来ます。
玄関から入り、フロント(右側)で入館料500円を支払い、エスカレーターで2階へ。

入り口の手前では、毎日宿泊者を対象に「映画 雪国」が上映されています。


●文学資料館入り口。

入り口を入って右側には、北原白秋、与謝野鉄幹・晶子夫妻ら文人墨客の書や句・上杉謙信ゆかりの「坂戸城」欄間や彫刻・小説雪国や映画雪国の資料、昭和初期上客に使われた食器類などが展示されています。



●雪国・・・暖簾をくぐり「かすみの間」へ。

「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。」は、あまりにも有名な冒頭ですが、この「国境」を、こっきょう と読むのか、くにざかい と読むのかは、学説の中でも意見が分かれているところのようです。

※余談ですが、今年3月に発売された、坂本冬美さんの「雪国~駒子その愛~」では、国境(くにざかい)という箇所があります。



●写真を撮ったら、光ってしまいました。
小説雪国誕生秘話が記されています。(右下の写真がそのアップです)


●小説雪国誕生の舞台、高半かすみの間


 
●ヒロイン駒子のモデルといわれている松栄(まつえ)さんが着ていた角巻きと着物が展示されています。


●かすみの間

越後湯沢温泉、高台の宿。

かすみの間からは、湯沢の町並みや越後の山々を眺めることが出来ます。
現在は、正面と左側のみが窓となって景色が見えますが、当時(川端康成が滞在していた頃)は、右側にも窓があり、三方が見渡せる絶景だったようです。



資料室で、松栄さんについて書かれた雑誌を読みました。

松栄さん(のちに結婚され小高キクさん)の旦那さんが松栄さん亡き後、週刊誌の特集の中で、コメントをされたものでした。
小説雪国の中でも、情熱的で一途な駒子が、島村への愛に苦悩する様子が激しく描かれていますが、松栄さんも川端康成への愛に苦悩したことを知りました。

松栄さん(キクさん)を愛していた旦那様も、とても苦しんだのだろうと思いました。




時間を越えて、かすみの間から川端康成が愛した絶景を眺め、
川端康成が愛したであろう松栄さんのひたむきで情熱的な愛を感じ、
切ない思いが溢れてきました。




いつの世も、恋は切ないものです・・・。



なぐー、今日のひとこと。

昨夜の2時頃、ものすごい雷が落ちました。
真っ暗な丑三つ時、停電してしまいとても不安な気持ちになりました。

不安な気持ちが波動となって、松栄さんと共鳴したのか、
今日は、どうしても、雪国の宿 高半に行きたくなってしまったのです。

雪国をよみかえしていることもあって、以前に訪れたときよりも、もっともっと松栄さんを身近に感じることができたのです。


今夜も、湯沢の天気は大荒れです。
激しい恋に悩む女心が雷となって、湯沢の夜を焦しているのでしょうか?


文学って難しくて・・・と敬遠されている皆様も、
湯沢で「雪国」を読んでみてはいかがでしょうか?

雪国文学散歩道など、雪国を気軽に感じることができるスポットもあります。





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【雪国文学散歩道】布場スキイ神社

2007-05-06 06:52:29 | 文学・歴史・絵画
本日も、小説雪国の世界へ・・・。

滝沢公園入り口から徒歩5分ほど。
布場スキー場(湯沢高原スキー場布場ゲレンデ)があります

湯沢で一番先にスキーが伝えられたゲレンデとして、
また、たいまつを持ってスキーで滑走する【たいまつ滑降】発祥の地として知られています。

たいまつ滑走は、暗闇のゲレンデで、等間隔で滑るスキーヤーがたいまつを持って流れるように滑るので、夜空に流れる、輝く流れ星のようでとてもキレイです。

このたいまつ滑走は、湯沢では、3月第一土曜日の湯沢温泉雪まつりの際に行われるのですが、
10数年ほど前?ゲストで訪れいていた女優のマルシアさんがその光景を見て思わず、

『冬の蛍でございます。』

とつぶやいたのを聞いて、『素敵なコトバだな♪』。と思いました


そして、
小説 雪国にもスキイ場といって紹介されるスキー場が、ここなのです。

昭和のはじめ、スキーをしていた女性はモガ(モダンガール?)だったようですが、雪国のモデルといわれた『芸者 松栄姐さん』も実際スキーをされたようで、小説が執筆された『雪国の宿 高半』には、スキーを楽しむ松栄姐さんの写真が飾られています。


冬は、ゲレンデの この地も 夏は一面緑の世界。






『湯沢スキー神社由来』看板より徒歩3分ほど。
(画面では右側の中位に見える建物がスキー神社)

とことこ歩いていくと、町がこんなに小さく・・・。
ゲレンデ沿いに並ぶ民宿も、マッチ箱のよう。




ゲレンデ中腹なのに、ずいぶんと登ってきたみたい。



●スキー神社。
この布場ゲレンデで、3月第一土曜日に『湯沢温泉雪まつり』が開催されるのですが、その際、このスキー神社前で『スキー供養』が行われるのです。



●小銭を握り締め、賽銭箱へ・・・。

賽銭箱、ない・・・。(思わず苦笑いの私

よく見ると、神紋がスキーの形。ちょっぴり変わったスキー神社のご紹介でした♪


なぐー、今日のひとこと。
暖かく、お散歩が楽しい陽気になりました。
冬に宣言していたように、『小説 雪国』の世界を満喫する『雪国文学散歩道』を歩いて、文学の世界をたくさんお伝えしたいと思っています。



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あなたに幸せを♪湯沢楽町(らくちょう)しあわせ地蔵

2007-05-01 19:24:57 | 文学・歴史・絵画
桜は、学校によく似合う

春のココロがウキウキする、入学式のCMにもよく使われる桜
特に、今年の春のCMには、桜画像が多く登場したのが記憶に新しいところ。


湯沢では、GWに咲く・・・(湯沢の入学式には雪が降ることがあります)。




久しぶりに、『湯沢町立湯沢小学校』に行ってみました。

そこに、ココロ温まるお地蔵さんを発見。


●楽町(らくちょう)しあわせ地蔵。

よ~く見てみると、

あ~っ



●私と同じところに、ほくろ(?)がある・・・。

なんだか、親近感がわく(笑)。

きれいな赤い前掛けと、帽子。
地域の人々に愛されているお地蔵様。

普段、落ち着きのない私も、穏やかなキモチになれました




【しあわせ地蔵】

マップ


なぐー、今日のひとこと。

私も、みなさまに幸せ(ゆざわでの楽しいひと時)をお届けしたい
ちょっと似ている(笑) しあわせ地蔵さま、力をお貸しくださいませ


『しあわせ地蔵』についての由来などは、今度調べてお伝えしたいと思います♪






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『三国街道脇本陣と大名御膳体験ツアー』を体験♪

2006-10-11 21:31:57 | 文学・歴史・絵画
江戸時代、越後と江戸を結ぶ主要道だった『三国街道』。
旧三国街道の面影を残す芝原峠や、伊米神社などを見学しながら、360年ほど前の建物といわれる『旧脇本陣の池田家』で、当時の資料を元に再現された料理を味わう体験ツアーに参加してきました。


●まず始めに、旧芝原峠へ。眺めがよくて、気持ちいい

 
●続いて、荒戸城跡へ・・・

歩いて『八木沢集落』を抜け、伊米(いめ)神社へ。

 
●伊米神社は修復中でしたが、床下のヒカリゴケも見ることが出来ましたよ。
(残念ながら暗すぎたのか、デジカメでの撮影は、出来ませんでした)
神社には、湧き水が流れています。(右の写真は、ヒカリゴケではなく湧き水です。)


●脇本陣、池田家に到着。昭和29年に新潟県文化財に指定された建物です。


●入ってすぐ『囲炉裏』があり、炭火で焼かれた岩魚と『くじら汁』がぐつぐつ。

 
●これが、参勤交代のお殿様が召し上がった(再現)料理。
『お殿様だけは、白米でした。』ということで、ご飯は白いご飯。
当時から湯沢で林檎が食べられたと文献にあったようで、デザートに林檎がついていました。ちょっと驚き


・・・・・・・江戸時代の味?・・・・・・・


●ゆうごう(夕顔)のくじら汁


●平(葛廻し) 煮物 当時のこんにゃくを再現したという高野豆腐・凍み豆腐のようなこんにゃく。当時にならい、砂糖は使っていないとのことですが、野菜の甘みがしっかりでている煮物でした。

・・・・・・・二の膳、ご紹介・・・・・・・
  
●きんぴら(わらび)・ ごま酢和え  

 
●田づくり ・ 鱠(さけ)



食事を頂いた後は、囲炉裏端で館主からお話をうかがうことが出来ました。
また、実際に館内を歩き上段の間、襖の絵、家紋と裏家紋、などの説明をしていただきました。



歴史に触れた、秋の一日でした。

【三国街道脇本陣と大名御膳体験ツアー】
●今後の実施日
10月14日(土)・15日(日)
  21日(土)・22日(日)
  28日(土)・29日(日)
●料金
1名 4500円
★バス代・食事代・見学料・保険・税込

●お問い合わせ
魚沼のムラ事務局 電話025-784-2321
http://www.dpl-jp.com/ikedaya/

【今週末はイベントも沢山★湯沢が楽しい♪
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気温28度!お散歩日和♪雪国文学散歩道 その①

2006-05-22 22:53:11 | 文学・歴史・絵画
「国境の長いトンネルを抜けると・・・」で始まる小説「雪国」は、湯沢で執筆された川端康成氏の名作です。
物語の主人公、島村が下車した越後湯沢駅を拠点に、文学に触れる散歩道「雪国文学散歩道」が整備されています。本日は、越後湯沢駅東口より徒歩3分「雪国の碑」のある主水(もんど)公園をご案内します。



●目のさめるような青い空。車の外気計を見ると28度暑いっ。
我が家の裏庭には、まだ残雪が見えるのに町中の日中の温度は、28度!びっくり。


●越後湯沢駅東口から、線路沿いに約300m。

霧のような水分が頭から降り注ぎ、「こんなにいいお天気なのに、雨?」と思ったら、主水公園(もんどこうえん)の噴水の水が、風に運ばれ道路にいた私の頭まで降ってきたのでした。気温28度でも、噴水が涼を感じさせてくれます。

この公園には、雪国の碑・噴水・駐車場・お手洗いがあります。
昔は、ここに「歴史民俗資料館」があったのですが、現在は温泉街に移設されています。主水公園や駐車場からは、湯沢小学校・上越線・上善如水の蔵元、白瀧酒造などが見えます。


●主水公園にある「雪国」の碑。 
この碑には、雪国冒頭の名文が記されています。

「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった夜の底が白くなった 雪国より 川端康成」
 
更に雪国を満喫するなら、この後 諏訪社(夏の暑い日には、駒子が「ここが一等涼しいの」と言った石に腰掛けて駒子気分を味わうのがお薦め)・高半「かすみの間」(川端康成が雪国を執筆した部屋)・スキー神社(物語にでてくる神社)・湯沢歴史民俗資料館「雪国館」(雪国にまつわる絵画や川端氏の遺愛品などを展示)を巡るのも楽しいです。

【お問い合わせ】
インフォメーションセンター湯沢
(湯沢町観光協会)
●電話 025-785-5505




紙が織りなす優しい絵画、関口コオ切り絵美術館で和む

2006-04-24 20:14:38 | 文学・歴史・絵画
東京方面から上越新幹線で越後湯沢駅に到着する直前、右手窓から見える黄色いホテル。ここ「スポーリア湯沢」に、関口コオきり絵ミュージアムがあります。きり絵とは、紙を素材に刃物によって形象を表現する絵画です。古くから日本では「紙」は、人間と神仏を結ぶ聖なるものとされてきました
だから、「きり絵」は素朴さの中に神聖さをも感じるのかもしれません。
美術館の中には、40点弱の作品が飾られ、また、ホテル館内にも数点の作品が飾られています。不定期ですが、関口氏が直接作品の入れ替えも行っているようなので、訪れるたびに新しい発見があるかもしれませんよ。

【きり絵 関口コオミュージアム湯沢(ホテルスポーリア湯沢内】
    THE KOH SEKIGUCHI MUSEUM IN YUZAWA

●営業時間9時~18時 定休日なし
●電話025-784-1112
●料金 大人300円 子供200円
【お得情報】湯沢温泉総合案内所(湯沢駅西口)または、インフォメーションセンター湯沢(湯沢駅東口構内)で、とく得割引チケットをもらえば10%引きになります。


小説 雪国の世界へ・・・

2006-04-05 20:22:10 | 文学・歴史・絵画
「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くなった。」で始まる小説「雪国」は、ここ越後湯沢で執筆されました。先日、東京から帰って夜の湯沢に到着したときに、しーんと静まりかえった夜と肌を覆う凛とした空気に「夜の底が白くなった」という表現が重なりました。(物語では初冬なんですけどね)
そんな雪国の世界に触れることができる「雪国の宿 高半」に行ってきました。ここでは、川端康成が逗留し、作品を執筆した部屋(かすみの間)を見学することが出来ます。
※写真の部屋が、かすみの間です。「雪国」は文学に縁のない人にも読んでもらいたい、現代にも通じる切ない恋の物語です。

この宿は高台に建つので町並みや、迫りくる山々を身近に感じることができます。1階には蔵書も豊富なカフェがあり、ここで過ごす時間も私のお気に入りです。温泉もPH9.6の源泉かけ流しでちょっぴり卵の香りがする美肌の湯です。今度、ゆっくり温泉&カフェ情報をお伝えしますね。

●雪国の宿 高半 電話025-784-3333
かすみの間 500円(宿泊者無料)
9時~17時(16時~雪国ビデオ上映)