妖しい月明かり・・・越後湯沢の古老のお話

月の光が雪景色を照らしています。



天気予報では『強い冬型。日本海側の山沿いは大雪に注意』などと言っているときも越後湯沢ではあまり雪が積もらないことがあります。寒気が南下しているので気温は低いのですが、雲ひとつなく晴天になるときがあります。
越後湯沢は群馬県と新潟県の境にあるので、『今日は関東の天気だね～』などと言います。
最高のスキースノボ日和です。今日がそうでした。


こういうときにふと、湯沢の古老のかたに
『月夜まわりのときは雪は降らねえっ！』
と言われたことを思い出します。


以下ある古老のかたとのやりとり・・・

古老：『月夜まわりのときは雪は降らねえっ！月夜まわりにいっぺぇ（たくさん）雪が降る年は大雪だっ！』
なぐー：『月夜まわりってなんですか？』
古老：『しっ・・知らねえっ』
なぐー：『・・・・』


それから何人かの古老のかたに『月夜まわりと雪』のことを聞いて自分なりに解釈した結果、はっきりと根拠を教えてくれるかたはいませんでしたが、

『月の光っている面積が大きいときは里雪になりやすく、山にはあまり雪が降らないよ。満月で空が明るいのに雪がたくさん降る年は大雪になる。降雪と月の満ち欠けには関係がある！』

ということらしいのです。たしかに当たっているような気が・・・

湯沢町やお隣の旧塩沢町の古老のかたにこの話をよく聞きます。

天気予報や天気図もなかったときからの『言い伝え』です。先人たちはこういったことで、その年の降雪量を予測していたのかもしれませんね。

先人たちの知識に感謝
そして、もっともっと雪が降りますように

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