疑似資本quasi capital
平成17(2005)年度(2005)の中小企業白書に詳しく出ている。中小企業に対して金融機関が繰り返していた短期貸付。それは疑似資本を提供していたようなもの。言葉の初出は平成11(1999)年度版ともされるがさらに遡れる可能性は残る。
これは昔昔 銀行の短期貸付の更新が繰り返されることは長期貸付と実質同じといっていた議論を言い換えて
資本を出しているのと同じと言い換えただけに見えるが、長期貸付から進んで資本を出しているということになれば
経営リスクを負担している意味合いが加わってくる。仮に長期貸付が5年あるいは7年といった年数だとして
もっと長い年数更新されていれば、その意味合いは長期貸付からさらに進んだものかもしれない。
ブログ 中小企業診断士の道 より
金融検査マニュアルへのパブリックコメント 2013..17
擬制資本 fictitious capital
疑似資本と似ているが全く異なる概念として擬制資本がある。こちらは資本が収益を生み出すという認識が社会で一般化したときに
収益から逆算して求められる仮想資本の大きさを指している。たとえば5%の収益が一般的であるとき、5万円の収益のもととなる仮想資本の
大きさは100万円となるが、この100万円という大きさが擬制資本、別名は架空資本あるいは利子生み資本である。
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