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根津神社(1706) Nezu Shrine


江戸時代の根津権現社。明治にはいってからの廃仏毀釈で神社になったが、江戸期は神仏習合で本尊の仏像を拝んでいた。権現とは仏が日本の神様の姿で現れることを指す(本地垂迹説)。なお赤坂にある日枝神社は、江戸時代は山王権現社であった。
現在の根津神社は宝永三年1706年、将軍綱吉が造営した時の姿を現在に伝えている。楼門、唐門,拝殿、本殿、透塀などが残る。国指定重要文化財。このほか、乙女、駒込の稲荷神社があり、千本鳥居がみられる(赤坂の日枝神社にも山王稲荷神社がある)。明治期に神社に寄贈された庚申塔も貴重。 ➵ 根津神社見取り図
 ➵ Note#根津神社庚申塔
なお根津神社について復興されているため、戦災被害を免れたとの誤解があるが、実際は1945年1月28日の東京大空襲の際に、本殿、拝殿は内部から燃え、かなり大きな被害を受けている。その様子は以下の益田論文にある。戦後、早い段階で修復工事が行われた。
益田兼房「日本の文化財建造物の被災と修復に関する基礎的考察」『歴史都市防災論文集』Vol.1, June 2006, pp.97-104, esp.98-99
国立国会図書館デジタルコレクション 根津


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