佐賀県の最新VR世界遺産三重津海軍所跡から向かったのは福岡県との県境にある美しい橋。
鉄道女子なのに鉄道は全く乗ってない旅ですが、〆にかつて鉄道が走っていた廃線跡にかかる美しい昇開橋に訪問です。
最新！VR世界遺産 三重津海軍所跡へ立つ♪☆春秋航空とレンタカーで周遊する佐賀女子旅・本編㉑
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橋の正式名称は国指定重要文化財 旧筑後川橋梁（筑後川昇開橋）らしいのですがある場所が橋の駅でもあり、公園でもありで名所が統一されていず、どこへ行けばいいの？と迷ったわけです。
佐賀県側からは444号線を走れば突き当りで橋の駅になっています。
橋の駅と記載記載された地図や、徐福公園と記載された看板で、私が行きたいのは筑後川昇開橋なのにどうすればいいの？途中、地元の方にこの道の突き当りにある場所だと教えていただいてなければ、グルグルしていたと思います。
その昔、諸富駅だったらしく、徐福の像もあるため徐福公園とも呼ばれたりもするようです。
徐福は日本の九州から東北に至る地域に上陸したという話が伝わっていて、青森や山梨にも上陸したとされています。
佐賀県の最初の上陸地は、ここ筑後川昇開橋のある佐賀県の諸富町大字寺井津字搦（からみ）とされ、この町に「浮盃（ぶばい）」という地名が残っているそうで上陸し、不老不死の薬草を求め金立山を目指すことにしたようです。
諸富は川を挟んで反対側は福岡県の大川市になります。
ここからは熊本県の県境も近いらしい。
かつての国鉄佐賀線跡に徐福像と駅名板と踏切もあります。
昭和10年 5月25日 開通（国鉄佐賀線）
昭和62年 3月27日 廃止（国鉄佐賀線）
平成 8年 4月29日 筑後川昇開橋遊歩道開通
平成 8年12月26日 国登録文化財
平成15年 5月30日 国指定重要文化財
平成19年 8月 7日 機械遺産認定
※文化財としての正式名称は旧筑後川橋梁（筑後川昇開橋）
鉄道が走っていた時代を想像するだけでロマンだ～～～♡
鉄道好きとしては廃線跡は気兼ねなく記念撮影できるので嬉しくもあり、しかしまた哀しくもあり。。。
この橋を佐賀線が走っていた遠い昔のこの辺の光景を想像し妄想してしまいます。
さて、昇開橋を渡ってみます。
旧国鉄佐賀線として活躍した「筑後川昇開橋」。
大型船の航行にあわせて中央の桁が上下する可動橋で、現在は遊歩道が整備され、1日に8回橋が昇降し歩いて渡ることができる人気の観光名所。
中州っぽいところに建物があるんですね。
九州で一番長い川が筑後川ですが、やはり川幅もあります。
筑後川昇開橋の全長は約507メートル。
その建設には大変な苦労があったと伝えられ、橋脚の深さは約15~18メートルと記録されていますが、有明海は干満の差が大きく、水面が一定でないため掘削作業は困難を極めたそうです。
そして、橋桁を架けるときは船で運び、潮と浮力を利用したようです。
筑後川の水面は有明海の干満の影響を受けて一定ではなく干潮の時は可動橋が降りていても、小船は通ることができるそうですが、中型船以上は列車通過まで一時ストップしなければならなかったそうです。
佐賀線設置の時に船舶会社と協議され、列車通過以外は船舶が優先されることが約束され、それがもとで昇降式可動橋が作られたそうです。この橋を渡った先は福岡県です。
昇開の作業中だったようで、遥か昔からこの緻密な作業を一日数回していたのですね。
青空に映える赤い橋が美しく、鉄道が走っている姿を見てみたかったとタイムスリップできたらと思う瞬間です。
橋のサイドから見る全景も美しく、橋梁好きの萌えなスポットです。
☆橋の駅ドロンパ
所在地： 〒840-2102 佐賀県佐賀市諸富町大字為重２１４−４
時間： 9時30分～18時00分
電話： 0952-47-5209
佐賀市⇒鹿島市⇒太良町⇒嬉野市⇒武雄市⇒有田市⇒伊万里市⇒唐津市⇒小城市⇒佐賀市
佐賀県をクルンとドライブしてきたわけですが、佐賀県は思った以上に見どころが多く、今回行きそびれた場所や食べ損ねたものなどもあり、また近いうちに佐賀県へ再訪したいです。
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