・偕楽園駅へ降りたい!特急ひたちから見る偕楽園をみて思ったのはもう、15年も前のこと。
出張で福島県に行くときに初めて乗った特急ひたちが偕楽園を通ることを知り、降車したい気持ちを抑えたのでした。
そして、それから偕楽園は行くことができたのはやっと昨年で二度目の偕楽園です。
弘道館⇒常陸秋そば⇒偕楽園と訪問三か所めとなります。
茨城歴史漫遊女子旅2茨城県が誇るブランド「常陸秋そば」@蕎麦処みかわ
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偕楽園の前にご案内いただいたのが、水海道小学校、茨城県率歴史館の敷地内にあります。
1881(明治14)年に建築されました。1921 (大正10)年,同校の校舎移転にともない本館も移築され,玄関部 などが一部改造されたとのこと。
1958(昭和33)年,建築当時の面影を伝え,明治初期の小学校建築の形態を保存しているため茨城県文化財に指定。
1971(昭和46)年,本館は当時の水海道市立水海道小学校から当館に寄贈される。
1973(昭和48)年建築当時の設計図などをもとに,当初の姿に復元。
旧水海道小学校
明治時代の建物も美しく興味深い。
そして、銀杏並木が美しい。
韓流映画、大好きだった冬ソナに登場しそうな風景!
銀杏が色づく季節にここへまた来たい!
日本三大庭園、偕楽園へ好文亭正門から入るのがおすすめ
そしてさらに、その先へ進んでいくと好文亭が現れ、見晴らしがよく開かれた「陽の世界」を感じることができます。
斉昭公は「偕楽園記」のなかで、「陰と陽の相反するものの調和によって、万物は健全育成するという原理に基づき、人間もまた屈伸して身体や心の調和を図り、修養につとめよ」 と書き表しています
偕楽園の正門に相当する門。
松材が多く使用され松煙色(黒色)となっているため、黒門ともいわれています。
門をくぐると、鬱蒼と生い茂る背の高い木々により少しうす暗くなり、「陰の世界」への入り口となります。
一の木戸(いちのきど)
創建当時は、一の木戸を抜けると梅林があり、更に杉木立を抜け好文亭へと続いていたとか。
ここの竹は弓の材料とするために斉昭が京都男山の竹を移植したものです。
梅まつり期間は夜間ライトアップもされとても幻想的な雰囲気に。
孟宗竹は国内では最も大きい種類の竹で、12メートルにも達し、近くには多くの杉の木もありなんとも神秘的な陰の世界です。
太郎杉
吐玉泉
茶の湯に使った吐玉泉があります。この大理石は3代目とか。
好文亭(こうぶんてい)
好文亭は徳川斉昭自らが設計したもので、木造2層3階建ての好文亭本体と木造平屋建ての奥御殿から成り、各所に創意工夫と洒脱さを感じさせる場所。
好文亭の三階、楽寿楼からみた偕楽園と千波湖。
斉昭は、ここに文人墨客や家臣、領内の人々を集めて詩歌や慰安会をここで開催したそうです。
見晴らしのよいこの場所は夏でも涼しく過ごせるそうです。
楽寿楼からの眺め
偕楽園も美しいけれど、千波湖も美しい。
お濠や川がある地方都市はよくありますが、街中にこんな素敵な湖があるのは全国を探しても水戸だけではないでしょうか。
好文亭には日本初!のエレベータがある!
三階から降りる時、滑車がみえました何だろうと思ったら、なんと日本初のエレベータだそうです。
食事を運ぶためのエレベータで人がのれるわけではないけれど現在のエレベーターの基礎がすでに斉昭の時代にあったということになります。
1842年(天保13)年、徳川斉昭公が「民と偕に楽しむ」という趣旨で開いた開園。当時の面積は14万8,000平方メートル、その大半を梅畑としていて、「種梅記の碑」にあるように、その実を梅干として非常の時に備えるのが狙いとのこ。
兵糧攻めで落城した悲惨な城も多いので食料のたくわえは重要です。
1873年(明治6年)、常磐神社(光圀・斉昭を祀る)の境内にしたため、現在の面積は11万平方メートル、東側が梅林、西が老杉木・竹林になっているとのことです。
昭和20年(1945年)戦火で消失し、昭和33年(1958年)に復元されました。
昔はこの門は身分の高い人専用の入り口だったとか。
品種が豊富なことでも知られており、ほかにツツジやハギも植えられ四季折々花の香りに包まれます。
園内には、偕楽園開園の由来や使用規定を記した偕楽園記の碑、水戸八景の一つ僊湖莫雪の碑、正岡子規の句碑など、たくさんの碑が点在。
良石が採れる茨城県ならではの贅沢な石碑ともいえます。
平成27年度に偕楽園は弘道館とともに近世日本の教育遺産群の日本遺産に認定。
見晴広場からみた好文亭。
外からは2階建てに見えますが、実際は三階建て、武者控室を備えていたそうです。
見晴広場(みはらしひろば)
好文亭の芝前門を出て東門に向かう園路の南側にある芝生の広場。
眺望が良く、「萩」・「つつじ」・「松」・「左近の桜」などが植えられています。
左近桜は京都の公家から降嫁したときに持参した桜だそうです。
偕楽園
休園:無休
開園:2月20日~9月30日 6:00~19:00 偕楽園本園を除く区域は24時間
開園:10月1日~2月19日 7:00~18:00 偕楽園本園を除く区域は24時間
〒310-0033 茨城県水戸市常磐町1丁目 MAP
交通アクセス 水戸駅からバスで20分
※秋からは県外の来訪者は入場料300円
常磐神社について
水戸歴代藩主の中で崇敬を集めた徳川光圀・斉昭をまつる。
偕楽園東側の丘に明治6年に建てら、境内の義烈館には陣太鼓などが展示されているそうです。
029-221-0748
交通アクセス
水戸駅からバスで20分(水戸駅北口4番・6番乗り場乗車)
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おまけ
偕楽園内の売店で干し芋と水戸の梅を買ってみました。
今、インバウンドで人気のお土産は刀のように見える黒文字らしいですよ。
多分、お菓子を食べるものとは思ってなくて刀に似ているから人気?
フォークやスプーンもあるのにナイフと記載された本来は黒文字が海外の方のマストバイ土産のようです。
梅ソフトは全国の梅の名所にありますが、さすが偕楽園。多分、日本一美味しい梅ソフトだ思います。
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