2003年、多くの謎を秘めた 「琥珀の間」 が再現されました。
第二次世界大戦末期、
エカテリーナ宮殿を占拠していたドイツ軍は、
戦局の悪化に伴い退去します。
その際、壁一面に覆われていた琥珀を剥がし持ち去りました。
その後、膨大な量の琥珀の行方は杳として知れず、
琥珀の謎は歴史の彼方に葬り去られてしまいました。
様々な説が 「琥珀」 を巡って語り継がれています。
そのなかのひとつ、
「琥珀はカリーニングラードの塹壕に隠されている」・・
という話の検証のため、
2004年に撮影取材を行ったことがあります。
カリーニングラードはバルト海に面する都市・・
哲学者=カントが生まれた街であり、
ソ連の飛び地都市です。
かつてドイツ軍の前線基地があり、地下に廻らされた塹壕は
いまなお異様な姿で残されています。
琥珀を巡る歴史の点と線・・
2004年のカリーニングラードは、
第二次世界大戦末期のヨーロッパの動乱の様子が
ひしひしと伝わる取材でした。
ちなみに、「琥珀の間」 は、
エカテリーナ宮殿の中でとても人気のある部屋です。
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