プラハ城正門前の、
多くの貴族の館に囲まれた 「フラチャニ広場」・・
正門に最も近く、ひときわ立派な建物が 「大司教の館」 です。
教会が絶対的な権力を持っていた時代、
一国あるいは一地方を統括する大司教には、
絶大な力が集中しました。
その権勢は、
「館」 または 「宮殿」 と呼ばれる大司教の住居に見て取れます。
ドイツを中心にヨーロッパには、
堂々たる大司教の館が数多く残されています。
ちなみに、フラチャニ広場の 「大司教の館」 は、
モーツアルトの生涯を描いた映画
「アマデウス」 の撮影にも使われました。
また、2009年4月5日、フラチャニ広場は歴史的な舞台となります。
アメリカ大統領=バラク・オバマ氏がこの広場で演説を行いました。
演説は、
1968年の 「プラハの春」(自由化政策とソ連の弾圧)に及び、
”古い歴史と革新を合わせ持つ「黄金の都」は、
皆さんの不屈の精神を表す生きた記念碑です。”
と語り、チェコスロバキアからチェコへと生きた人々の
平和を希求する勇気を称えました。
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