クスコを征服したフランシスコ・ピサロを
驚かせたもののひとつに、
「Qurikancha コリカンチャ 太陽の神殿 」 があります。
(9月26日のブログ参照 )
インカ帝国で最も大切な信仰の対象である
『太陽 』 を崇め祀った神殿は、外壁に黄金が張り巡らされ、
金色に輝いていたそうです。
「太陽の神殿 」 の大部分はスペイン人によって破壊されました。
現在、私たちが見ることが出来る美しい回廊は、
スペイン人が建設したものです。
インカ帝国時代の神殿の跡は、発掘、修復されています。
そこに現れたのは、精緻な石積みの技術を駆使し、
太陽の動きを神秘的に表現した神殿の面影です。
太陽の光が差し込むと、
不思議な影が現れる広間 ・・
影となっているアーチはスペイン人がつくったものですが、
この部屋は太陽の動きと関連しているのではないかと
考えられています。
壁には、たくさんの祭壇が設けられています。
別の部屋には、中央に石が置かれています。
この石に上って壁の祭壇の方向を見ると開口部があり、
各部屋の祭壇が一直線に並んで見えます。
この部屋の中央にある石は、
生け贄の台として使われたそうです。
謎の小さな石積みもあります。
およそ1メートル四方の石の中に組み込まれた
2センチメートルほどの石 ・・
何か意図があるとしか思えません。
多くの謎が明らかになる日は来るのでしょうか ・・
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