少子高齢化が明瞭になっているとなれば、この現状を変える時間は殆ど残っていません。もう崩壊を待つだけです。厳しいことを書く様ですが、仕方がありません。ここまでに至るまでの間には見直す・考え直す時間は山ほどありましたが、それら全てを無視してしまったんですから、そこから出た結果は黙って受け入れるしかないです。
仮に何らかの手段を講じるとなれば、かなり厳しくシビアな現実を受け入れなければなりません。正直なところ、これからの時代の実権を握る若い世代と昭和世代は完全に棲み分けしないと共倒れしか待っていません。
例えば、若い世代は都心部に集中して居住し、高齢者は近郊の団地や社宅などに纏めて住む様にして、自分たちのことは自分たちで解決していくスタイルにするしかないと思っています。大まかな部分に関しては若い世代の協力を仰ぎ、それ以外は世代が絶えるまで自分たちで解決していくしかないと思っています。
或る意味では【公的な姥捨山】になりますが、何処かで誰かが責任を取らないといけない訳です。今までスルーしてきた事柄のツケは誰かが払わなければならないんです。
若い世代は昭和世代のツケを払うことが決まっています。ただでさえ自分たちの糧を得るのに精一杯なのに要らぬツケまで払わさられるのですから心中穏やかな訳がありません。恐らく彼らが本格的に実権を握った時には相当な大鉈を揮ってくるでしょう。その時に慈悲を願っても手遅れです。あの時はそうするしかなかったと言っても、それは単なる逃げ口上です。何故その時に対処しなかったんだ、そう言って先送りしてきたツケが今に来たんじゃないかと一喝されるだけです。
今回の件は今後ますます増えていきます。まだ発見されるうちはマシな方です。或る時期を境にして完全に見捨てられる時が来ます。第三者が手を差し伸べて、この国を立ち直らせる動きが出てこない限り、打ち捨てられ続けるでしょう。