報道の内容に間違いがなければ、どう考えてもボンベそのものに問題があったとしか思えません。今後の続報が気になるところです。
然し乍ら、難病を抱えた子供を持つ親としては可能な限り生きるための手段を講じると思うのですが、如何せん子育ての費用が重く伸し掛かる昨今に於いて、況してや事情があるとなれば尚更大変だと思うのです。
そんな中で彼女に対して本当に正しい対策が立てられていたのか気になります。もしかしたら費用の面で正規の入手ルートを使えず粗悪品を使っていた可能性もあると思うのです。近年はデフレの影響もあって海外から輸入した様々な物を安価で購入しているとはいえ、その性能や製造方法による問題が度々痛ましい事故を起こしています。
特に医療用ともなると、況してや需要が極端に少ないものは高額になりがちですし、それを安価で手に入れるとなれば安全面での不安はあると思うのです。彼女の両親は何処まで費用面での努力をしていたのでしょうか。娘には申し訳ないと思いながらも何処かで越えられなかった費用の壁を背負わせてしまったのではないでしょうか。
難病を抱える人たちに対しての日本の医療は厳しいものがあります。それが小さな子供となれば尚更で、その為にクラウドファンディングで費用を募って用意しなければならない現実があります。特に臓器提供者を待つことと並行して行うとなると、たとえ目標額に届いたとしてもドナーが見つからずに手遅れになることも過去に幾度も起きています。
こうした現実の原因は、やはり国民(有権者)にあると思います。舵取りをしてこなかったツケは、必ずしもストレートに自分に跳ね返るとは限らないのです。弱い立場の人たちにストレートに跳ね返ってしまうこともあるのです。そうしたことを避ける為には、自分だけでなく日本で生きる全ての人、そして未来に生きる人たちのことも考えた行動が必要になると思うのです。