どれだけ居丈高な態度をしても寄る年波には勝てない訳で、いったい男性がどの様に家族と接していたのか判りませんが、もしかしたら家族からの同居や施設入所の要請にも耳を傾けず、生まれ育った家で最期まで暮らすという判断をしていたのかもしれません。住宅全焼し1人の遺体 住人の100歳男性か 岐阜・美濃加茂市(中京テレビNEWS)#Yahooニュースhttps://t.co/JMATiZfuy9
— 中京テレビ報道局 (@CHUKYOTV_NEWS) January 14, 2021

確かに100歳で一人暮らしをしていたのは驚きです。まず後期高齢者となれば誰かの支えがなければ成り立たないのが常で、況してや100歳ともなれば本当に明日が判らない年齢ですから、たとえ火災で亡くならなくても突然世を去ることは十分に有り得る訳です。

然し乍ら、100年という歳月を生きてきたとはいえ、ハッキリ言って其れが本当に素晴らしいことだったのでしょうか。日本は特に高齢者が多い国ですが、その高齢者が生きる為に若い世代が無理をしなければならない現実もある訳です。両者のバランスが保たれていれば話は別ですが、どう捉えてもアンバランスとしか思えません。
日本人の平均寿命が50歳を越えたのが昭和22年、即ち太平洋戦争が終わって2年後のことですが、それから先は今日まで80歳(2017年の時点で84.10歳)を越えるまでに至りました。
確かに50歳となると早すぎですが、かといって84歳というのも長すぎだと思います。せめて70歳くらいにまで下げる必要があると思います。否、近い将来、間違いなく下がりますよ。

どう考えても少子化の影響によって支える側に限界がきますから、遅かれ早かれ支えきれずに多くの人たちが亡くなるでしょう。況してやコロナ禍です。完全に後手後手な政府の手法に、亡くなるスピードは加速するばかりでしょう。

たとえコロナ禍でなかったとしても同じ様な結果が出たと思いますし、やはり戦争の意味を確りと総括せず、戦後の目標を復興だけに集中してきたツケは必ず何処かの段階で支払わねばならないんです。既に太平洋戦争の際に原子爆弾を2度も投下されて瀕死の状態になったというのに、それから75年程度で再び同じ道を歩む、しかも戦争を一切していないという中での大失態を経なければ次のステップ、即ち本当の戦後からのスタートは切れないと思います。

日本は本当に無駄に大きくなりました。その板子を一枚剥がせば突貫工事と上げ底のオンパレードだった訳です。そんな騙し絵的な在り方もここら辺が限界でしょう😔。