斯く語りき

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警察は民事不介入ですから、最悪の結末を迎えてしまうんですよね

2019-04-13 04:00:00 | 社会部

71歳男性が金属バットで殴られ死亡 隣の82歳男を逮捕

市民にとって最後の砦である警察が民事不介入であれば、話し合いもできず宙ぶらりんの状態が続いた後に、こうした暴挙に出る、即ち片方が完全に泥をかぶることを覚悟した上での犯行に及んでしまう訳です。これを防ぐ手立てがあれば苦労しません。とにかく警察は“事”が起きない限り動かないんですから。

然し乍ら、どちらも譲らずに最悪の結末を迎えてしまっても、警察が民事不介入であるのなら罪は軽くしてあげてほしいものです。確かに殺人事件ですから大きな犯罪ですが、完全に八方塞がりになってしまった彼らの立場を思えば喧嘩両成敗として相手も悪かったのだから一概に片方を悪者にはできないという判断にしてほしいです。況してや互いが高齢者であることを思えば尚更かと思います。

こうした事柄は全国の到るところにあると思います。結局それが表沙汰になるのは事件が起きてからなのですから把握のしようも対策のしようもありません。今後ますます出てくるでしょうね。残念ながら。

バブル崩壊から30年、即ち平成そのものが失われた時代に該当してしまうのですが、きちんと国民が30年の間に舵取りをしていれば違った展開になっていたんです。それをせずに未だに放置していれば、その綻びが今回の様な結末となって出てきてしまうんです。もしかしたら(経済が好調であれば余裕が生まれますから)どちらかは嫌気が差して引っ越しをしていたかもしれないのに、その場に居座るしか手段がなくなってしまったから(経済的な余裕がないから)最悪の結末を迎えてしまった訳です。

この失われた30年の綻びは今後も予想外なところで、或る日に突然出てくるでしょう。もしかしたら国や生活の根幹がダメになってしまうかもしれません。然し乍ら、それも我々が蒔いた種なんです。刈り取るしか術はありません