斯く語りき

思ったこと、感じたことを書いています。

溝を埋められない原因にはペットとの関連性もあるのではないでしょうか

2019-04-04 04:00:00 | 社会部

盲導犬と入店、52%拒否経験 差別解消理解深まらず

世の中には『犬アレルギー』で苦しんでいる人もいますから、その人たちからの苦情も背景にはあるでしょうが、それ以上に意識を曇らせているのはペットの問題だと思います。

私が学生の時分にはペットとして飼っている世帯なんて滅多にありませんでした。ところが近年は動物系のTV番組が増えて爆発的にペットが増えています。勿論、一人暮らしの高齢者が寂しいからという理由で飼っている場合もあるでしょう。

然し乍ら、やはり何事も秩序は必要な筈です。こんなに増やしてどうするんですか?

相変わらずペットの殺処分が後を絶たない状況が続いています。ペットショップも数は減ることなく子犬を販売し続けています。特に試験も資格も必要なく、手にした瞬間から誰もが飼い主という歪んだ現実が継続しています。

統計では国民の10%ほどのペットとしての犬がいるそうです。とはいえ届け出をせずに飼う統計逃れも含めたら20%は軽く超えるでしょう。子供の数よりも多いとしたら本当に尋常ではないでしょう。癒やしは与えてくれても生産をしてくれない存在に愛情を注いだところで何が残るというのでしょうか。

況してや飼い切れなくなって放置したり野生化且つ凶暴化したりすることで時々人が襲われる事件が起きています。怪我では済まず亡くなるケースも出ています。

散歩をさせている最中でも、その余りの数の多さから他の犬との威嚇があったり、コンビニの店先で飼い主が出てくるまで吠えまくる不躾な犬もいます。それが一部の飼い主であったとしても、飼っていない人たちにとっては眉を顰める理由になります。

Opas Finna
Opas Finna / smerikal

ペットと盲導犬の違いの周知徹底が未だにできていないとすれば、それはメディアが諄い程の刷り込みをしていないからです。常に犬を飼う人たちがいるという現実がある限り継続して喧伝していかなければならないのに、ちょっとクレームが入った程度で止めてしまう弱腰姿勢なんですから周知徹底なんて半永久的にできないでしょう