斯く語りき

思ったこと、感じたことを書いています。

これは大人の責任でしょう

2019-03-24 23:45:00 | 社会部

子どもシェルターが閉鎖や停止 資金難や人手不足で

子供に優しい社会を目指しているのであれば、こうした施設への資金提供や補助などが頻繁に行われている筈ですが、こうして記事として出てしまう限り、それが単なる掛け声だけで何もやっていない訳です。そして、これは大人の責任だと思います。大人たちが舵取りを明確にしないから、大人たちが意見を一つに纏めようとしないから、弱い立場が更に追い込まれてしまうんです。

このブログで私が書く文章には殆どに於いて政治と向き合わない国民性を問題視していますが、真っ当な政治が行えなければ経済も安定しませんし、未来を描くこともできません。いったい選挙は何のためにするのか、誰のためにするのかを理解していない有権者が多いと思っています。

確かに其の時代を生きる人たちの生活のためにする部分もありますが、同時に未来に向けての歩みを決めたり進めたりする部分もある訳です。

物事は一朝一夕で決まりません。長期的な視野で捉えないと細部まで纏まらず、それを無視すれば必ず何処かで破綻してしまうからです。だからこそ常に自分たち及び未来に向けた政治を行う必要性があるんです。それなのに自分たちさえ良ければ後は野となれ山となれでは未来が破綻して当然なんです。

況してや今後、その弱い立場の人たちが社会に出てイニシアチブを握ります。まだ身体が動くうちは大人たちも好き勝手ができるでしょうが、いざ老人になれば彼らの支えがないと生きていけなくなります。その時になって彼らに慈悲を求めても聞き入れてはくれません。散々自分たちが良き思いをする為に彼らの人生や未来を犠牲にしておいて、いざ老人になったらなったで再度助けを乞うなんて虫が良すぎます。

恐らく近い将来に子どもシェルターならぬ老人シェルターができるかもしれませんが、その時も幸先は良かったとしても軈て廃れていくでしょう。どんどん閉鎖され、残された老人は完全に見棄てられます。然し乍ら、それはしなくてはならないことなんです。日本の歴史の歩みを止めない為には、どうしようもできない部分は棄てるべきなんです。抱え込んだら共倒れなんですから棄てるべきなんです