斯く語りき

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LINEも考えものですね

2018-10-16 23:45:00 | 社会部

女子中学生にわいせつ行為をした疑い 中学教諭を逮捕

手を出した教諭が悪いことは間違いないでしょうが、こうした個々の連絡手段の在り方も問われるべきかと思います。やはり生徒個々への連絡は親御さんからの承諾及び同時参加がなければ不可能にしないと子供が餌食になります。

勿論、この記事だけでは背景が判らないので想像の域になりますが、どれだけ教諭との信頼関係があろうとも、やはり個々で非公開で遣り取りができる現実は大人たちの思う壷になります。どれだけ大人ぶってみても一皮剥けば『僅か十数年の経験値しかない子供』なのですから。

ただ、他方で携帯端末を所持することへの問題点は、こうした事件がある度に問われる訳です。

私は基本的に持つなとは思っていませんが、所持する端末の機能的制限・契約できる端末の制限(上限)は必要だと常々思っています。

経験値が少ない子供に不必要に機能を備えた端末を持たせる意味はないと思うのです。ネットを本格的に使い熟すのは20歳を過ぎてからでも遅くはありません。先ずはアナログ的な手法で他人と会話をすることを学ぶべきだと思っています。会話の基本は生きた言葉のキャッチボールであり、ネットは会話の補足的なツールの一つに過ぎません。日本くらいでしょう、会話の大部分をネットに頼るのは。

もし彼女の持つ端末が通話とメールだけに限られた機能だったとしたら今回の事件は起きなかった可能性が高いです。勿論、その他の手段で誘い出される可能性はありますが、アナログ的な手法になると人目につくリスクを伴うので、果たして教諭が実行に移せたのか微妙なところです。個別に且つ非公開(秘密裏)に行動できる利点を教諭は活かしたのですから、人目につくリスクを選べたかどうか甚だ疑問に思います。

そもそもLINEなど使用しなくてもメールだけでも用件は済みます。親御さんを含めた全員に送信する設定に限定しておけば個別且つ秘密裏の遣り取りは不可能ですから、今回の様なことは起きなかったでしょう。

未だに学生限定の端末を契約できることを売りにしている通信会社は現れません(月々の料金を抑える部分については殆どの会社が行っていますが)。フィルター云々で犯罪から守ると謳っても普通にiPhoneの最新端末を所持することができる訳です。そもそも世界の携帯端末のOSの割合はAndroidが大多数でiPhoneは少数派なのに日本では逆転現象が起きています。もし学生が持てないシステムだとしたらAndroidが大多数を占めるかもしれません