斯く語りき

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衰えの怖さがここにあります

2019-05-04 21:30:00 | 社会部

踏切で列車と軽トラ衝突 運転の76歳死亡 11歳の孫けが 茨城

軽トラックを運転していたとなれば、この女性は普段から畑仕事をしていたと思われます。たまたま連休中に子供たちが帰省していて、お孫さんと一緒に買い物か畑仕事に出かけていた矢先の出来事だったのかもしれません。祖母の最期を唯一、最悪の形で目の当たりにしてしまった11歳の男の子には相当なショックがあったと思います。

報道記事の中で運転手が『通過する直前に進入してきた』とありますが、そうなると彼女は普段の感覚から通れると思っていたのか、視力や聴力の衰えで列車の存在に気が付かなかった可能性があります。おそらく運転手は事前に警笛を鳴らしていたと思います。況してや警報機も遮断器もない踏切であれば尚更でしょう。

他方で、最近になって顕著になっている所謂“ブレーキとアクセルの踏み間違い”の可能性もあります。例えばお孫さんが床に落とした何かを拾おうとして思わずアクセルを踏み込んでしまった可能性はありますし、通れると思ったものの一瞬の躊躇いで止まろうとしたところが焦ってアクセルを踏んでしまった可能性もあります。

然し乍ら、その何れにせよ、それ以前から咄嗟の行動が行えなくなってきた時点で免許を返納するべきだったのではないかと思うのです。自動車を運転するということは教本に載せていないことも含めて瞬時に判断することが求められる訳ですから、普段の生活の中で躊躇が感じられる様になったら運転するべきではなかったと思うのです。

高齢者の免許更新と若い世代の免許更新が同じ間隔にしてはならないでしょうね。ざっくりですが65歳以上の人は毎年、75歳以上の人は毎月更新させるくらいの手を打たないと社会が混乱してしまいます。勿論、彼らにも意見はあるでしょうが、老いては子に従えの現実に従うべきでしょう