斯く語りき

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9000万円のローンを認めた金融機関のコンプライアンスを疑います

2019-07-14 23:45:00 | 社会部

※報道サイトの呟きが見当たらない為、町山智浩さんのツイートを埋め込みました。

吉本興業に所属し、今回の問題で謹慎になった漫才コンビの相方が自宅を持つために9000万円のローンを組んでおり、その支払いが今回の件で大変になるのではないかと云われている様です。

まぁ、売れっ子芸人であれば収入も一般の世界とは比べ物にならないですから高い買い物をしようと自由だとは思います。

然し乍ら、吉本興業の会長の言葉が本当であるならば、いったいローンを組む際の確認書類が何だったのか疑問に感じます。現代は口約束だけで9000万円ものローンが組めてしまう世の中なのでしょうか。そうではありませんよね。

9000万円より遥かに少額な9万円を借りるのでさえ身元を調べられたり働き先の情報を記した書類を提出するのが常識です。もし一般の社会で働き先の書類がない状態で金融機関から借用しようとしても門前払いが関の山でしょう。

そこから考えれば、9000万円ものローン審査を通した金融機関は何を以て了承のサインを出したのでしょう。吉本興業だからですか。売れっ子芸人だからですか。そんな“ちょっとした風向き具合で吹き飛んでしまうような、確たる書類もない状態”で了承したのであれば、その金融機関のコンプライアンスを私は疑いますね。

どれだけ有名であろうが、どれだけ収入があろうが、高額な買い物をする際には一般の社会と同様の審査を通過するべきですし、その際に必要な書類も一枚たりとも不足なく提出するべきでしょう。

当たらなければ、たとえ当たったとしても風向き一つで簡単に変わってしまう芸能人を一般人より優遇するのは忖度と同じです。こんな馬鹿な話があって良い筈がないです😠