「刀剣乱舞ONLIN」のキャラクター「太閤左文字」ふくやま美術館蔵(小松安弘コレクション)

2024-03-12 13:13:00 | 日記



「ふくやま美術館」では2024年3月27日まで特別展「正宗十哲ー名刀匠正宗とその弟子たー」を開催しています。
刀剣を擬人化した人気ゲーム「刀剣乱舞ONLIN」キャラクター「太閤左文字」の短刀を見る事が出来ます。




国宝
短刀 銘左/
築州住【号じゃらく(太閤左文字)】
刃長23.65㎝ 反り0.1㎝
葵唐草文金襴包鞘合口短刀拵
南北朝時代前期(14世紀)
伝来:豊臣秀吉→徳川秀忠→遠江国浜松藩井上家
ふくやま美術館蔵(小松安弘コレクション)
同時期の他の刀工の作と比べて、かなり小ぶりな短刀であるが、その小ささを忘れさせるほどに姿が美しく、迫力が凝縮した一口。とりわけ、やや枯れたふくらの曲線は、鋭く突き上げて長く焼き下げる帽子の形と見事に調和して、本作の印象と決定付けている。鍛えは、よくつんだ小板目に地沸が細かく付き、地景が入って明るく冴える。また、刃文は小のたれに尖りごころの互の目を交え、全体に匂深く小沸よく付くが、ふくら付近では粒の大きな沸が地にこぼれて一つの景色をなしている。
豊臣秀吉の蔵刀を絵図にした『光徳刀絵図』のうち、元和元年(1615)の奥書のある通称「埋忠寿斉本」に本作が掲載されていることから、秀吉の元にあったことが分かる。

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