野球小僧

気象用語

ふだん何気なく見ている天気予報。しかし、まじめに見ていれば「えっ!?」と思うところが満載です。


私がよくツッコむのは、こちらの天気予報で、「山沿いでは・・・」「標高の高いところでは・・・」というもの。そもそも、ほとんどが「山沿い」にあり、「標高は高い」場所しかありません。よって、「長野県内全部じゃん」となるわけです(実際には違うのですけどね)。

ほかにも「大体、晴れるでしょう」とか言われると、「大体って、適当だなぁ」となるわけです。

そもそも、気象庁がまとめている用語集がおもしろいです。

気象予報用語として用いるために定義しているものですから、私たちが日常的に使っていたり、ほかの業界で使っている定義などとは違ったりしています。

主な気象用語
■年の用語
おととし:「一昨年」とも書く。これより前は暦年を用いる
きょねん:「去年」とも書く。「さくねん(昨年)」を用いることもある
ことし:「今年」とも書く
らいねん:「来年」とも書く
さらいねん:「再来年」とも書く。これより後は暦年を用いる
平年(値):平均的な気候状態を表すときの用語。30年間の平均値を用い、西暦年の1位の数字が1になる10年ごとに更新
例年:いつもの年

■月の用語
先月:これより前は暦月を用いる
今月:―
来月:これより後は暦月を用いる

■日の用語
おととい:「一昨日」とも書く。これより前は暦日を用いる
きのう:「昨日」とも書く
きょう:「今日」とも書く
あす:「明日」とも書く
あさって:「明後日」とも書く。これより後は暦日を用いる

■継続の用語
きょう一杯:予報発表時~24時
あす一杯:あすの0時~24時
2~3日:今日を含めて2~3日を指し、状況によって過去の期間をいう場合と未来の期間をいう場合がある
数日:4~5日程度の期間。できるだけ具体的な期間を用いる
しばらく:2~3日以上で1週間以内。状況によって過去の期間をいう場合と未来の期間をいう場合がある

■一日の時間細分の用語
未明:午前0時~午前3時頃
夜明け:日の出の前の空が薄明るくなる頃
明け方:午前3時頃~午前6時頃
早朝:一般の人が活動を始める前。季節、地域にもよるが「夜明け」からおよそ1~2時間
朝:午前6時頃~午前9時頃
午前中:一般には午前0時~正午だが、5時予報、11時予報 の「今日」の予報では、発表時~正午までの期間に対して用いる
昼頃:正午の前後それぞれ1時間を合わせた2時間くらい
昼前:午前9時頃~12時頃
昼過ぎ:12時頃~15時頃
午後:12時~24時。現象が夕方過ぎから始まるようなときには「午後」を用いず「夜のはじめ頃」、「夜遅く」など夜の時間区分に関する用語を用いる
夕方:15時頃~18時頃
夜のはじめ頃:18時頃~21時頃
夜:18時頃~翌日の午前6時頃。府県天気予報では日界が24時のため、18時頃~24時まで
夜遅く:21時頃~24時頃
朝晩:午前0時頃~午前9時頃と、18時頃~24時頃
朝夕:午前0時頃~午前9時頃と、15時頃~18時頃
日中:午前9時頃~18時頃。予報で「明日(今日)日中の最高気温」と用いるときは9時~18時
昨日、今日、明日の細分用語
けさ:「今朝」とも書く

■時間経過などを表す用語
一時:現象が連続的に起こり、その現象の発現期間が予報期間の1/4未満のとき。時刻の1時とまぎらわしいので、「・・・午後一時雨」とはせずに「・・・午後には一時雨」とする
時々:現象が断続的に起こり、その現象の発現期間の合計時間が予報期間の1/2未満
のち: 予報期間内の前と後で現象が異なるとき、その変化を示すときに用いる。「後」とも書く
次第に:ある現象が(順を追って)だんだんと変わるときに用いる
続く:ある現象の持続することが、情報価値のある場合は「続く」を用いる
はじめ(のうち):予報期間の初めの1/4ないし1/3くらい。週間天気予報では予報期間の初めの1/3くらい
中頃(半ば):季節、週間天気予報では、予報期間の中間の1/3
終わり:季節、週間天気予報では、予報期間の終端前1/3
前半(後半):季節、週間天気予報では予報期間の前(後ろ)半分
周期的:期間中に何回か繰り返される天気変化のこと
~の日がある:週間天気予報では、記述した現象の発現期間が予報期間内で1~2日あるとき。季節予報では、記述した現象の発現期間が予報期間の1/2未満
~の時期がある:記述した現象が連続的に起こり、その現象の発現期間が予報期間の1/2未満き
~の日が多い:記述した現象が予報期間の1/2以上発現するとき。平年に比べていうときは、その旨明記する

■予報期間
きょう(今日):5時、11時発表の天気予報では「発表時刻~24時」
こんや(今夜):17時発表の天気予報では「発表時刻~24時」
あす(明日):天気予報では「明日の0時~24時」
あさって(明後日):天気予報では「明後日の0時~24時」

■季節を表わす用語
暖候期:4月~9月の期間。暖候期予報では、3月~8月を予報期間としている
寒候期:10月~3月の期間。寒候期予報では、10月~2月を予報期間としている
春:3月~5月の期間
夏:6月~8月の期間
秋:9月~11月の期間
冬:12月~2月の期間
半旬:連続する5日の期間で、区切り方により通年半旬と暦日半旬がある
通年半旬:毎年1月1日から始まる5日毎の期間
暦日半旬:毎月を1日~5日毎に区切った期間
旬:暦日の日付の1桁目が1で始まる、連続する10日(21日から始まる旬は月の末日)の期間
寒候年:特に断りがない限り、前年8月1日~当年7月31日の期間
累年:複数年にわたる期間

基本的に「年」「日」はひらがなで書くのですね。

さらにおもしろいとおもったのが、「一日の時間細分」について。
「未明(午前0時~午前3時頃)」「明け方(午前3時頃~午前6時頃)」「朝(午前6時頃~午前9時頃)」「昼前(午前9時頃~12時頃)」「昼過ぎ(12時頃~15時頃)」はまだわかります。

「夕方」が「15時頃~18時頃」・・・15時って早くないですかね。
それと、「夜のはじめ頃」が「18時頃~21時頃」・・・21時って遅くないですかね。少なくても「はじめ頃」はないでしょう。

あとは、まあ、いいかな・・・。

出典:
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/yougo_hp/saibun.html

本日も、拙文最後までお読みいただきありがとうございます。

今日という日がみなさまにとって、よい一日になりますように。

また、明日、ここで、お会いしましょう。それではごめんください。

コメント一覧

まっくろくろすけ
eco坊主さん、こんばんは。

コメントありがとうございます。

天気予報は録画してまで見ようとは思いませんが(w)、毎日、よく見ています。だいたい、民放1局と公共放送、Yahoo天気予報と公共放送WEB版です。そしてときどき気象庁。

気象用語では、「のち」「一時」「ときどき」なんかはわかりますが、最近「大体」なんて言っているところがあるので、今回の調査に至った次第です。

なお、気象予報士にはちょっと興味はありましたが、計算ものがでてくるのでスルーしています。
eco坊主
おはようございます。

一時気象予報士に向かおうかと・・・難しすぎて断念した軟弱者です。
気象用語もその時は色々調べたのですが今となっては忘却の彼方です(笑)
ここで今懐かしく読みました(知らなかった?忘れた?ものもありますが)。

ニュースとかは気象予報士がデータを読み解いて発表だったのでは?
ベースは気象庁でしょうけどね。
今一番鋭いのは「晴原柑九朗」さんでしょうかね~(笑)
https://www.fujitv.co.jp/blue-moment/

因みに私も天気予報はよくみて(心の中で)しっかりとツッコミます。
口に出すと妻からウザがられますんで😅

でも最近の気象予想は凄いと思いますよ!(気象庁の回し者ではぬ!)

今日もありがとうございました。
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