「被害総額、約566億。
詐欺の件数は、親が子を心配した数。
人の思いにつけこむとか卑怯すぎる……」
まさしく、そのとおりだと思います。
人の思いに付け込んで、その好意を仇で返すような行為ですよね。
2015年12月3日に政府広報オンラインにて公開された振り込め詐欺等未然防止動画、「毎日話せば、詐欺は防げる。」篇です。
「母が、詐欺にあった。」
この一文から始まり、しばらくの間、カンニング竹山さん演じる息子が自分の母親を電話で怒っている場面が続きます。黙って、息子の話を聴いている母親ですが、ようやく言葉を絞るように発します。
「あんたが、助かればと思ったの・・・」
確かに自分の身の回りにこんなことがあれば、カンニング竹山さんのように、「なんでそんなことをしたの?」という気持ちで一杯になってしまい、自分の親であったとしても責めてしまうと思います(もう、私には出来ませんが)。
でも、親は自分の子どもが心配なだけなのです。自分の子どもだから、困ったことがあれば、手を差し出す、助けてあげたいと言う一途な純粋な気持ちだけなのです。
このような行為を犯す人にも親御さんはいる・いたと思いますし、もしかすると子どもだっているかも知れません。親が子どものことを思う気持ちは判るのじゃないかと思うのですが。
「なんで、もっと連絡取らなかったんだろオレ。」
「オレオレ詐欺を防ぐのは、オレだ。」
この二つの思いは特殊詐欺の被害を防ぐだけではなく、日本では希薄になっていく親子の絆、家族の絆へをもう一度見直しませんか?というメッセージだと思います。
自分から連絡してみること、話しかけてみるのも良いと思います。でも、自分の子どもからの連絡は、この上ない贈り物です。
最後の場面での電話がかかってきた時のお母さんの笑顔。いつでも、いつまでも待っているのです。
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