自動販売機のディスプレイは「南アルプスの天然水」、出てきたのは「北アルプスの天然水」。試しに、そのとなりを押してみたら、「南アルプスの天然水」がでてきました。
サントリーさんの「天然水」シリーズは、日本の3箇所で採水されており、それぞれ販売地域が決まっていますので、ふつうに自動販売機やお店で販売されているのは、1つの採水地のものになります。
いままで長野県では、お隣の山梨県北杜市白州町で採水された「南アルプス」のものでしたが、2021年春から長野県大町市常盤で稼働し始めた新工場で採水された「北アルプス」のものが2021年6月下旬から順次置き換わっています。
ですから、現時点で自動販売機からどちらがでてくるのかは、まるでおみくじのように手に取るまではわからない状態です。
よって、飲み比べです。
どちらも「美味しい水」です。
もちろん、どちらも臭みや尖った味わいといったクセはなく、適度にキレがあり、ミネラル感がしっかり感じられ、全体的なバランスがよく、誰が飲んでも美味しく感じられると思います。
ただどちらかというと・・・、あえてたとえるならば、「北アルプス」のほうは中日ドラゴンズの柳裕也選手のストレートという感じ、「南アルプス」のほうは大野雄大選手のストレートという感じです。つまり、北アルプスの方は少しまったりとしており、南アルプスの方が少しすっきりしているというような感じです。
■北アルプス
採水地:長野県大町市常盤
硬度:約10mg/L
pH値:約7
■南アルプス
採水地:山梨県北杜市白州町
硬度:約30mg/L
pH値:約7
ちなみに、阿蘇、奥大山でもそれぞれ異なります。
■阿蘇
硬度:約80mg/L
■奥大山
硬度:約20mg/L
もう一つ大きな違いはペットボトルの形状です。正確にはキャップが違っていますので、互換性はありませんでした。
なお、北アルプスは通称であり、本名は「飛驒山脈(ひださんみゃく)」になります。富山県、新潟県、岐阜県、長野県にまたがって連なる山脈で、山脈の最高峰は、標高3,190mの奥穂高岳で、富士山と北岳に次いで日本で3番目に高い山です。
南アルプスの本名は「赤石山脈(あかいしさんみゃく)」です。こちらは、長野県、山梨県、静岡県にまたがって連なる山脈で、日本第2位の標高3,193mの北岳があります。
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