日本列島の各地で大雨が相次いでいます。気象庁は、2020年7月8日の午前6時半と午前6時43分に岐阜県と長野県の複数の市町村に大雨の特別警報を発表しました。5段階の警戒レベルのうち、最も高いレベル5にあたる情報で最大級の警戒が必要になります。
県内の中部や南部に出された大雨特別警報は正午前に警報に切り替わりましたが、これまでの大雨で地盤の緩んでいるところや河川が増水しているところがあることから、7月9日にかけて南部では土砂災害に厳重に警戒するよう呼びかけています。
7月3日の降り始めから7月3日の降り始めから7月8日午後4時までに降った雨の量は、御嶽山で870.5mm、阿智村浪合で473.5mm、上高地で466.5mm、木曽町で418.5mmなどとなっています。
さて、降水量は降っている雨の量によって、気象用語で5つの段階に分類されます。
■やや強い雨 / 1時間に10mm~20mm未満
ザーザーと降る
■強い雨 / 1時間に20mm~30mm未満
どしゃ降り
■激しい雨 / 1時間に30mm~50mm未満
バケツをひっくり返したような雨
■非常に激しい雨 / 1時間に50mm~80mm未満
滝のように降る(ゴーゴーと降り続く)
■猛烈な雨 / 1時間に80mm以上
息苦しくなるような圧迫感がある
1999年10月27日、千葉県香取市で1時間に153mmの雨が降っています。これは、1982年7月23日に長崎県長浦岳で記録されたもの並び、最大1時間降水量の第1位です(自治体による記録では異なる観測結果もあります)。
ちなみに、気象庁のホームページには20位までの降水量の記録が掲載されていますが、20位で138.0mm(1970年4月19日沖縄県宮古島)であり、いかに大雨が記録されているかがわかると思います。
さて、この「降水量」という言葉を耳にしますが、私は意味を理解しているようで、詳細を理解していませんでした。
降水量:降った雨がどこにも流れ出る事はなく、その場所にたまった場合の水の深さを表し、単位は「mm」が使われます。
測り方:降水量の観測には、「転倒ます型雨量計」が使用されています。転倒ます型雨量計には雨をはかる0.5mmの「ます」が2つあり、ますに雨が0.5mmたまると1回転倒し、降水量0.5mmが観測される仕組みになっています。
つまり、時間雨量153mmの雨といえば、50cm×50cmの小さいプールの中に、1時間に76.5mmの水がたまるということになります。量にして、約38リットルであり、これは普通の大きさのバケツ約4杯分となりますので、まさに「息苦しくなるような圧迫感」という感じです。
なお、「降水量」とは、「空から降る水分の全量」のことです。雨、雪、あられ、ひょう、霧なども含みます。アメダス(地域気象観測システム)や雨量計で測定します。計測時に雪が溶けていない場合は、雪を溶かして水の状態にしてから計測します。そのため、雨は降らなくても、雪が降る地域の降水量は自動的に多くなります。そして、似たような用語で「降雨量」というのを耳にしたことがあると思います。降雨量とは、字のままで「雨の量」のことですが、正式な気象用語としては認められていませんので、気象予報などで使われることはありません。
お昼前には雨は上がりましたが、気象台によりますと7月9日にかけて雷を伴った激しい雨が降り、大雨となるところがある見込みで、1時間に降る雨の量はいずれも多いところで中部と南部で30mm、北部で25mmと予想されています。7月9日午後6時までの24時間に降る雨の量は、多いところで南部で100mm、中部で60mm、北部で40mmと予想されています。
また、最近再び活発になっている群発地震。そして、新型コロナウイルス感染症・・・。どれも自分の身を守るための行動が大事なことなのは同じことです。
新型コロナウイルスによってお亡くなりになった方々のご冥福をお祈りするとともに、罹患された皆様に心よりお見舞い申し上げます。また、日々新型コロナウイルスと戦っている医療関係など、私たちの命と生活を守るために働いてくださっている関係者の方々に、心からの敬意と感謝いたします。
どうか、みなさまとご家族、関係者の方がご健康であっていただければと思っております。1日でも早く流行が終息の方向に向かうことを願っております。
また、このたびの豪雨による未曾有の被害が報じられ、お亡くなりになられた方々には心からお悔やみ申し上げますとともに、被災された多くの皆様に心からお見舞い申し上げます。
どうか一日も早い復興と皆様の日常が1日にでも早く取り戻せますように、心からお祈り申し上げます。
私のブログにお越しいただいてありがとうございます。また、明日、ここで、お会いしましょう。