格差とは、同類のものの間における、程度(水準・資格・等級・価格・格付け、レベル)などの差や違いです。また、社会問題の一つとしての意味合いを込めても用いられることもあります。
たとえば、一般的に女性のほうが社会的地位の高い場合に用いられることが多い「格差婚」。特に芸能界などで、「なんであの2人が?」と思われていることがあったりもします。
最近、「格差」で話題になったのが、沢村拓一選手(読売ジャイアンツ→千葉ロッテマリーンズ)と香月一也選手(千葉ロッテマリーンズ→読売ジャイアンツ)の「格差トレード」です。
沢村選手は2010年ドラフト1位で入団し、2011年には11勝を挙げ、新人王を獲得。2016年には37Sでセーブ王にも輝き、通算317試合47勝49敗74S 50H防御率2.74の成績で、今シーズンの年俸は1億5400万円です。
一方の香月選手は2014年に5巡目で指名され、まだ一軍定着までには至っておらず、通算47試合80打数14安打17打点 打率.175の成績で、今シーズンの年俸は650万円であり、成績と年俸の差から格差トレードといわれているようです。
ジャイアンツは2020年6月末にも東北楽天ゴールデンイーグルスと年俸1450万円の池田選手を交換要員に年俸2億円のウィーラー選手をトレードしています。
過去には、2006年オフには年俸2億8000万円のオリックス・バファローズの谷佳知さんと鴨志田貴司さん+長田昌浩さんがトレード。2011年6月末には千葉ロッテマリーンズのサブローさんと工藤隆人さん+金銭での交換トレードがあります。
2016年には北海道日本ハムファイターズの吉川光夫選手+石川慎吾選手と大田泰示選手+公文克彦選手の2対2のがあり、これも、当時の実績などから格差トレードとといわれ、ジャイアンツにお得感ありともいわれていました。
一般的にトレードは実力、年俸的に均衡を取りますが、実績があり、ある程度戦力として計算できる選手と、実績はないものの将来性に期待する選手で、両者の思惑が絡み合えば、プロ野球の世界ではこのような格差は仕方がないところでしょう。
一方で、なくしていかなければならないのが格差社会です。これは世界の様々な国や地域で見られ、今なお広がり続けています。国によって格差社会の原因は違う部分もありますが、多くの場合は所得格差や経済格差が根底にあり、そこから資産、教育、情報や医療などいくつもの格差につながっています。もちろん、日本でも同様に様々な格差がありますが、この格差社会が生み出す問題点は、深刻なものとなっています。原因には、雇用問題や地域格差、少子高齢化、ひとり親世帯の増加などが挙げられます。
私たちは格差社会の現状について考え、協力できることを積極的に行っていくことはやっぱり必要だと思います。その行動が、格差社会を是正していくための一助となる可能性があります。
さて、格差と聞いて無理やりですが、昔の時代劇「水戸黄門」でのセリフに、「助さんも聞きなさい、格さんも聞きなさい」というのがあります。
先日、「政界の水戸黄門」と自称していた、元衆議院副議長・渡部恒三さんが亡くなりました。衆院副議長をはじめ数々の要職を歴任し、会津弁でユーモアを交えながらも、本質を突いた発言で地元福島県民、国民に愛された政治家でした。
冬の時期の寒さが厳しい南会津町で生まれ、出稼ぎしなくてもいい地域にしたいという強い信念が政治活動の原動力であり、「自分の足で歩き、その場所のことを知らなければならない」と山奥まで行って顔をつき合わせて話をし、「一度付き合ったら一生付き合いなさい。相手が悪口を言って離れていっても恨まず、自分が悪いと思え。天につばすればいずれ自分に降りかかる」と教えていたそうです。
水戸黄門での決めゼリフには、「助さん、格さん、懲らしめてやりなさい」というものもあります。令和の政界は、政界の悪事を懲らしめるのではなく、普通に平和に暮らしたい国民を懲らしめる政治家だらけ。水戸黄門のような政治家は、もう出現しないのかも知れませんね。
♬人生涙と笑顔あり
そんなに悪くはないもんだ
なんにもしないで生きるより
何かを求めて生きようよ
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