先月のことです。ちょっと気分転換などを兼ねて山梨県甲府市は武田神社へと行ってきました。
この武田神社のある場所はJR甲府駅の北口の道をまっすぐ行ったところです。
境内の入り口には「太宰治の愛した桜」の看板があります(詳しくは太宰治「春昼」を読んでください)。
私、実は甲府の生まれなんです。
小さい頃には親から「おまえは武田神社で拾ってきた」とよく言われておりましたが・・・
子どものころには大きく広く見えた境内も、こうして大人になってから見てみると小さく狭く見えます。
武田神社は、その名のとおり「風林火山」で有名な武田信玄公を御祭神として祀られています。
そんなこともあり、私の一番好きな武将に所縁のある神社です。
ちょうど、宝物展では軍旗「疾如風、徐如林、侵掠如火、不動如山」が展示されていました。
「疾如風、徐如林、侵掠如火、不動如山」は孫子が軍争篇第七で書いたものを引用しています。正式には
「故兵以詐立、以利動、以分合爲変者也。故其疾如風、其徐如林、侵掠如火、難知如陰、不動如山、動如雷霆」
(故に兵は詐をもって立ち、利をもって動き、分合もって変を為すものなり。故に其の疾きこと風の如く、其の徐(しず)かなること林の如く、侵掠(しんりゃく)すること火の如く、知りがたきこと陰の如く、動かざること山の如く、動くこと雷霆(らいてい)の如し)
実は、この武田神社は信玄公の時代の頃からあるものではなく、大正8年に社殿が竣工されたのです。古いと言えば古く、新しいと言えば、新しいのです。
ただ、元々この武田神社が建立されている場所は信玄公の父信虎公が1519年に石和より移した、躑躅ヶ崎(つつじがさき)館の跡なのです。この館には信虎・信玄・勝頼が三代に渡って60年余り居住していたところです。
ですから、なんら関わりの無い場所と言うことではありません。
ちびっ子のみんな、勉強になりましたか?
さて、この武田神社は甲斐の国の守護神。
パワースポットとして、信玄公の娘の産湯につかったと言われる「姫の井戸のお水」があります。もちろん、このお水は頂いてまいりました。
なお、武田神社は祀られている信玄公にちなんで「勝運」のご利益があるのです。
この「勝運」とは勝負事に限らず
「人生そのものに勝つ」
「自分自身に勝つ」
というご利益も戴かれるとのことです。
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