財務省は2022年3月8日に「沖縄復帰50周年記念貨幣を発行する」と発表しました。発行される貨幣は、純金の一万円金貨幣が2万枚発行、純銀の千円銀貨幣が5万枚発行されるとのことです。
「限定品」とか、「残りわずか」というキャッチコピーには心揺さぶられるのですが、記念貨幣や記念切手というものにはなぜか心が揺さぶられません。ただ、今回は非常に心が揺さぶられました。というのも、今回デザインが初めて両面全面カラーの千円硬貨だからということではなく、そのおどろきの販売価格です。
記念貨幣素人の私ですが、純銀の額面千円硬貨が1万1700円、額面1万円硬貨は15万3500円です。額面どおりの販売価格ならともかく、額面を10倍以上上回る価格での販売ですから。
というものも、万が一、私がこれを購入しており、将来お金に困ってこの貨幣を使用した場合には、お店では額面どおりにしか使用できないということです。つまり、15万円で買ってはいるものの1万円分しか「からあげクン」が買えないということなのです。14万円の赤字になります。
記念貨幣は、1964年(昭和39年)に発行された「東京オリンピック記念千円銀貨幣」以降、たくさん発行されおり、近年は「こんなのまで発行するの?」というくらい、乱発気味となっています。そもそも記念貨幣は、「通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律」において、貨幣として定められているため、すべて通常の貨幣と同じように使用することができます。
ただ、記念貨幣自体の素材はいろいろあったり、大きさが異なったりするため、自動販売機などでは使えないことがあるとのことです。自動販売機で使用する場合には、銀行などの金融機関の窓口で通常の貨幣と引き換えなければなりませんので、この場合でも額面どおりにしか両替をしてもらえません。さらに付け加えますと、手数料がかかる場合があるので赤字になる可能性もあります。
となれば、額面として1円でも高く、そして購入価格よりも1円でも高く、ということを考えますと買取業者に持ち込むことも手段です。
ただ、記念硬貨は発行数が少ないものが人気であり、さらにケース(入れ物)があるものでないと、額面どおりになってしまう場合が多いようです。つまり、五百円だったら500円での買取は可能です。しかし、やはり売買になりますので多少の手数料は取られる場合もあるようですので。
ちなみに、独立行政法人造幣局のホームページには、今まで発行された記念貨幣の種類が額面、材質と発行枚数の一覧がありますので、興味のある方は参考にしてください。
我が家にも私の母が孫たちに遺してくれた記念貨幣がいくばくかあると記憶していますが、財産としてではなく、やはり記念として遺しておくべきものなのでしょう。
本日も私のブログを読んでいただき、ありがとうございます。
今日はどのような一日になるのでしょうか。または、どのような一日を過ごされたのでしょうか。
その一日でほんの少しでも楽しいことがあれば、それを記憶にとどめるように努力しませんか。そして、それをあとで想いだすと、その日が明るくなる、それが元気の源になってくれるでしょう。
それを見つけるために、楽しいこと探しをしてみてください。昨日よりも、ほんの少しでも、いい一日でありますようにと、お祈りいたしております。
また、明日、ここで、お会いしましょう。