「会社員などは3月〜5月の残業は損するよ」と言う話を聞いたことがあるかも知れません。
ただ,その認識は半分くらい正しく,半分くらいが間違い。
「3月〜5月の残業は損」と言われている理由は,「社会保険料」に影響するから。
会社員などの給与所得者は毎月受け取る給与から,「税金」や「社会保険料」が自動的に天引きされます。いつもは税金ばかり目に行くのですが(使い道があやしいから?),実は社会保険料は驚くべき金額。
その社会保険料とは主に以下の保険料をまとめた総称のこと。
雇用保険料
健康保険料
厚生年金保険料
介護保険料(被保険者が40歳以上の場合,健康保険料に含む形で徴収)

このなかで「厚生年金保険料」「健康保険料」「介護保険料」は「標準報酬月額」というものをもとにして計算されるもので,給与等を1ヶ月分の報酬に区切りながら区分して,社会保険料算定の基礎となるもの(区分は等級と呼ばれる)。
そして,標準報酬月額は毎年4月〜6月の給与額の平均をもとに7月に決定。給与額にはもちろんのように残業代も含まれるため「この期間に残業すると標準報酬月額が上がり,社会保険料が高くなるため,結果的に手取り額が下がる」というわけなのですよね。
「3月~5月」というのは「4月~5月」の給与額に反映される会社のこと。実際には会社によって違うと思いますので,「6月になったから残業をいっぱいやってみた」ということでの落とし穴があるかも知れませんので,ご注意を。
ただ,社会保険料が高くなってしまい,手取りが減ってしまうため損だと思える反面,社会保険料は掛け捨てではなく,たとえば「傷病手当金」「出産手当金」や,将来受け取れる「厚生年金」などは多くもらえることになる可能性はあります(あくまでも可能性)。
でも,俗世的に損得勘定は難しいもの。保障や保険は使う必要がなければ使いませんので。
ちなみに,社会保険料は税金ではありませんので,お間違いなく。
なお,私は2024年に納税,社会保険料はキチンと納めていますし,2025年ももちろん納税,社会保険料も納める予定です。何しろ,日本と社会保険とカレーを愛する男ですから。
本日も,拙文最後までお読みいただきありがとうございます。
今日という日がみなさまにとって,よい一日になりますように。
また明日,ここで,お会いしましょう。それではごめんください。
ただ,その認識は半分くらい正しく,半分くらいが間違い。
「3月〜5月の残業は損」と言われている理由は,「社会保険料」に影響するから。
会社員などの給与所得者は毎月受け取る給与から,「税金」や「社会保険料」が自動的に天引きされます。いつもは税金ばかり目に行くのですが(使い道があやしいから?),実は社会保険料は驚くべき金額。
その社会保険料とは主に以下の保険料をまとめた総称のこと。
雇用保険料
健康保険料
厚生年金保険料
介護保険料(被保険者が40歳以上の場合,健康保険料に含む形で徴収)

このなかで「厚生年金保険料」「健康保険料」「介護保険料」は「標準報酬月額」というものをもとにして計算されるもので,給与等を1ヶ月分の報酬に区切りながら区分して,社会保険料算定の基礎となるもの(区分は等級と呼ばれる)。
そして,標準報酬月額は毎年4月〜6月の給与額の平均をもとに7月に決定。給与額にはもちろんのように残業代も含まれるため「この期間に残業すると標準報酬月額が上がり,社会保険料が高くなるため,結果的に手取り額が下がる」というわけなのですよね。
「3月~5月」というのは「4月~5月」の給与額に反映される会社のこと。実際には会社によって違うと思いますので,「6月になったから残業をいっぱいやってみた」ということでの落とし穴があるかも知れませんので,ご注意を。
ただ,社会保険料が高くなってしまい,手取りが減ってしまうため損だと思える反面,社会保険料は掛け捨てではなく,たとえば「傷病手当金」「出産手当金」や,将来受け取れる「厚生年金」などは多くもらえることになる可能性はあります(あくまでも可能性)。
でも,俗世的に損得勘定は難しいもの。保障や保険は使う必要がなければ使いませんので。
ちなみに,社会保険料は税金ではありませんので,お間違いなく。
なお,私は2024年に納税,社会保険料はキチンと納めていますし,2025年ももちろん納税,社会保険料も納める予定です。何しろ,日本と社会保険とカレーを愛する男ですから。
本日も,拙文最後までお読みいただきありがとうございます。
今日という日がみなさまにとって,よい一日になりますように。
また明日,ここで,お会いしましょう。それではごめんください。