人にしてあげたことは、忘れたほうがいい。人にかけた迷惑は、忘れちゃいけない / くまのプーさん

日本人は「人に迷惑をかけるな」と言われて育ってきています。でも、「迷惑をかけながらでしか生きられない」と思います。

「人に迷惑をかけたくない」「私は誰にも迷惑をかけてない」という方はいないと思いますし、仮にそういうことを言って完璧に生きようとする方もいるかも知れません。でも、家族、会社の仲間や社会に迷惑をかけたっていいでしょう。

ただ、それは「良い迷惑（程度に寄りますけどね）」に限ると思います。

私の考える「良い迷惑」というには、自分だけではどうにもならないことを頼ること。人に頼るということです。何でもかんでも他人に頼るのは良くなく、自分でできることは自分でやる。でも、どうしても自分だけではできないことは頼るしかないのですから。

でも、迷惑をかけたら、周り方のすべて感謝すること。そして、自分ができるときに他の方を助けてあげればいいと思います。そして、「お世話になりました」と自分の行動に対して頭が下げられたときに、周りは「お互いさま」と意識が持てるのだと思います。

でも、人にしてあげたことをいつまでも覚えていて、ことあることに恩着せがましくすることはないでしょう。

プーさんは、そういうことを言っているのでしょうね。


私たちは生きているだけで、誰かに迷惑をかけていますし、どうせ迷惑をかけるのなら良い迷惑をかける。そして、私たちは生きているだけで、誰かから迷惑をかけられています。そして、きっと誰かの役にも立っている。

だから、自分ひとりでできないことがあったら助けを求める、逆に求められたら、助ける人になる。

これさえ忘れなければいいと思います。

現代社会で生きていくには自分以外の人と関わらずに過ごすというのは非常に難しいことです。好むと好まざると関係なく、社会は人と人のつながりで構成されます。誰もが自分の好き勝手に考え、行動し、自分の理屈だけで押しとおしていれば、今の社会なんかあっという間に壊れていきます。

世の中がもっと人の迷惑を許してあげる（程度には寄りますが）時代になったらいいなとは思います。

本日も、拙文最後までお読みいただきありがとうございます。

皆さまにとって、今日という日が昨日よりも特別ないい日でありますようにお祈りいたしております。

また、明日、ここで、お会いしましょう。それではごめんください。