大迷惑 / UNICORN

「大迷惑」は1989年4月29日にリリースされたUNICORNの1枚目のシングル楽曲です。作詞･作曲は奥田民生さん、プロデュースは笹路正徳さんとUNICORNが担当しています。


UNICORNとしては、アルバム「BOOM（1987年）」「PANIC ATTACK（1988年）」の2枚のアルバムが先行リリースしており、この楽曲は3枚目のアルバム「服部（1989年）」からの先行シングルとしてリリースされたものです。


楽曲の内容は結婚後に念願のマイホームを手に入れ、奥さんと幸せな休日を過ごすことを夢見ていたものの、会社命令で3年2ヶ月の転勤を言い渡され、泣く泣く単身赴任しなければならないという、日本のサラリーマンの嘆きです。

♫この悲しみをどうすりゃいいの
　誰がぼくを救ってくれるの
　僕がロミオ 君がジュリエット
　こいつは正に大迷惑
　君をこの手で抱きしめたいの
　君の寝顔を見つめてたいの
　町の灯潤んで揺れる
　涙 涙の物語

この楽曲は当時メンバーと親しかったレコード会社の社員が人事異動となったことからテーマが決定され、奥田民生さんは制作時にミュージカルのドタバタとしたイメージを想定したとのことで、MVにオーケストラを導入したそうです。ちなみに、観客はエキストラを雇う費用がなかったため、メンバー、スタッフとオーケストラメンバーが私服に着替えて客席に座り、1ブロックずつ撮影したものを合成して制作されたそうです。

♫この悲しみをどうすりゃいいの
　誰が僕を救ってくれるの
　僕がカンイチ 君がオミヤ
　正にこの世の大迷惑
　君をこの手で抱きしめたいの
　君の寝顔を見つめてたいの
　町の灯潤んで揺れる
　涙 涙の物語か

どこかの会社でも以前、「家を建てる、購入すると海外赴任」というジンクス的な話があり、実際に何人かの方を見てきました。私は海外赴任の経験はなく、また、運よく国内転勤もありませんが、話はあったことはありました（キッパリとお断り）。

♫この悲しみをどうすりゃいいの
　誰が僕を救ってくれるの
　君がカンイチ 僕はジュリエット
　この世は正に大迷惑
　逆らうと 首になる
　マイホーム ボツになる
　帰りたい 帰れない
　二度と出られぬ蟻地獄
　Ah… Wah!!

しかし、世の中にはいろいろな「大迷惑」なことが多すぎますね。

本日も、拙文最後までお読みいただきありがとうございます。

皆さまにとって、今日という日が昨日よりも特別ないい日でありますようにお祈りいたしております。

また、明日、ここで、お会いしましょう。それではごめんください。