昨年の葡萄隊はお母さん方がスコアラーを勤めていました。今年もお母さん方がスコアラーを勤めます。
中学では選手がスコアラーを勤めます。
太郎も先輩に教わりながら、いきなりスコアブックとご対面です。
一応、学童の時の試合前などに目を通していたので、見ることだけは事前学習してましたが・・・
でも、ルールが良く判らないというのもありますし、スコアをつけた後のデーター整理にも四苦八苦します。
スコアブックをつけた後に記録を集計するときとなると、まあ、大変なんです。
去年、成績をまとめていた時に
4打席1打数0安打 2四死球 1犠打 2三振
なんて、まとめ方があったりします。
「何で、1打数なんでしょう?」
と聞くと
「バットに当たった(犠打)が1回だから」
との珍答。
仕方がありません。今まで野球は「強いか、弱い」または「勝った、負けた」でしか見ていませんでしたから。
そこで、リクエストもないですが、お母さんのためのスコアブックというか、勝手にルール教室です。
(タイトルとは違いますが)
【バッター編】
試合; 当たり前のことですが、試合に出場した数です。ただし、スタメンでも一度でも打席を完結させるか、守備も1プレー以上に立ち会わなければ試合に参加したことになりません。
打席; 打順が回ってきた回数です。ですが、「打席中にランナーが盗塁刺(牽制死)」、「代打を出された」など、そのバッターが出塁とアウトのどちらにもならなかった場合は、打席にはなりません。
打数; バッターが打撃を完了した(出塁かアウトになった)回数です。ただし、出塁やアウトになっても次の場合は打数にはなりません。「四死球の出塁」「打撃妨害の出塁」「走塁妨害の出塁」「犠打や犠飛」
安打; シングルヒット、ツーベース、スリーベース、ホームランの合計です。シングルヒットだけではありませんから。バントヒットや内野安打、エンタイトル・ツーベースなども同じです。もちろん安打ですからエラーや野選の出塁は数えません。
塁打; シングルヒット数×1、ツーベース数×2、スリーベース数×3、ホームラン数×4とし、それらを足した合計数です。
打点; そのバッターの打撃により入った得点です。ただし、打点になる打撃と、打点にはならない打点があります。
打点になる打撃は「安打」「犠牲バント(スクイズ)」「犠牲フライ」「フィルダースチョイスや内野ゴロの間に走者が生還(併殺打の場合は除く)」「満塁で四死球や打撃妨害、走塁妨害による押し出し」「内野エラー(ノーアウトか1アウトの状態で、エラーが無くても得点が入ったと思われるとき)」です。
打点にならない打撃というのは「併殺打」「内野エラー(2アウトの場合か、エラーが発生しなければ得点が入っていなかったと思われるとき)」「ワイルドピッチ、パスボール、ボークなどのバッテリーエラーによって入った点(バッターが打撃をしていない)」です。
得点; そのランナーが得点した(ホームベースを踏んだ)回数です。
犠牲バント(犠打); そのバッターが送りバントやスクイズを成功させた回数です。
ただし、バントの結果で記録が変わることがあります。結果的にバッターランナーが塁に出た場合、「ヒット」に記録するか、そのまま「犠牲バント」に分かれます。ヒットの場合はもちろん「ヒット」ですので、犠牲バントにはなりません。フィルダースチョイスやエラーの場合には「 犠牲バント」と記録します。また、ランナーがアウトになった場合には内野ゴロ(フライ)となります
三振; 三振です。振り逃げも三振を記録します。スリーバント失敗も三振です。
本日はここまでです。
リクエストがあれば続きをやります。