野球の神様って本当にいるのではないでしょうか。
選手宣誓の大役を21世紀枠出場の宮城県石巻工業高校に選ぶとは。
家に帰ってからVTRを観ました。
一塁側のスタンドには三重高校の応援団が「絆」「心一つ」の人文字を作っていました。
「日本が一つになり、その苦難を乗り越えることができれば、その先に必ず大きな幸せが待っていると信じています」
いい言葉だと考えます。
今は過程。
そこにはいろいろな苦しいことがたくさんあります。
そこを乗り越えてこそ、その先には幸せが待っている。
その幸せを待てずに、簡単に諦めてしまったりする。
すべては繋がっているってことなんでしょうね、「絆」で。
以下全文
宣誓
東日本大震災から一年、日本は復興の真っ最中です。
被災をされた方々の中には、苦しくて心の整理がつかず、今も、当時のことや、亡くなられた方を忘れられず、悲しみに暮れている方がたくさんいます。
人は誰でも答えのない悲しみを受け入れることは苦しくてつらいことです。
しかし、日本が一つになり、その苦難を乗り越えることができれば、その先に必ず大きな幸せが待っていると信じています。
だからこそ、日本中に届けましょう。
感動、勇気、そして笑顔を。
見せましょう、日本の底力、絆を。
我々、高校球児ができること、それは、全力で戦い抜き、最後まで諦めないことです。
今、野球ができることに感謝し、全身全霊で正々堂々とプレーすることを誓います。
平成24年3月21日
選手代表 宮城県石巻工業高等学校 硬式野球部 主将
阿部翔人