一ヶ月ほど前のニュースですが、いよいよ新年度間近ということもあって再び書きます。
長野県教育委員会(県教委)は2月13日に「中学校の運動部の朝練習を日没が早い冬季などの例外を除いて、原則禁じる指針を正式に決定」しました。新年度が始まる2014年4月をめどに各校に朝練の見直しを求めていくそうです。
県教委は今年1月に指針の素案をまとめた後、各市町村教委や学校、PTAと意見交換したそうです(どこと?)。ここで「朝練は必要」との意見も出という内容ですが、現状は睡眠不足などで生徒の心身の成長を妨げる恐れがあると判断したとのことで、最初の内容となったようです。
基本的に、最初に結論ありきの話であって、さらに形だけの意見交換であったと推測しちゃいます。
さらに指針を詳しく読みますと、「平日は1日合計2時間以内を目安に、放課後に集中して練習すべき」です。でも、放課後は先生たちが会議などで忙しいので、案外部活を直接見る時間が短かったりするのですが、それに対しては「重要性の低い会議の見直しを学校側に求める」としています。
この指針では「運動部活動自体は生徒の成長に重要」と強調しているのですが、「原則禁止」なんですよね。
でも、非常にあいまいで、「原則」であって、実施時期についても「めど」。
冬場は朝練を認めるとありますが、そもそも日の出が遅く、野外で出来ない冬場の実施はほとんど無理な状態。
それに例えば、「湖に強風が吹くため午後はボートをこげないなど、放課後に練習できない特別な事情があれば、朝練を認めることもある」としています。
非常にグレーゾーンが大きい感じがします。
最終的には、県教委からのはあくまでも指針であって、実際にどうするかは各市町村教委と各学校での判断になるようです。
これを受けて、早くも市町村単位で朝練中止を決めた市町村もあるそうです。
また、市町村では決定していませんが、学校判断で朝練中止を決めたところもあるそうです。
ただし、今回の県教委の指針は適切な活動の基準として
・週の活動日数は平日4日以内、土日は1日以内にする
・完全休養日を週2日以上にする
・平日の総活動時間は2時間程度をめどにする
・原則として朝の活動は行わない
・社会体育活動の見直しを図り、学校単位の活動は原則として運動部活動への一本化を図る
ということで、朝練以外のことに関しても活動指針がでていますが、これに対してもどうするのか。
杓子定規に捉えていくのか、全体動向を見ながら決めて行くのか。
まだ、結論は出ていません。
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まっくろくろすけ
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