暦は10月。
実りの秋本番を迎えて、学童野球も各チームとも熟成の時期を迎えた。
長野県内各地から60チームが集合し、第22回中日新聞社旗争奪長野県中信地区学童野球大会が松本市営野球場で開幕した。
直前の大会で優勝したこともあり、その実力を問われる大会にもなる葡萄隊。
一回戦の対戦相手は箕輪巨人軍。一昨年のこの大会で苦杯をなめたチーム。
1回裏には連打で作った1アウト一・二塁の絶好の先制チャンス。しかし、得点に繋がらない。
2回裏も2アウト二・三塁のチャンスを作るが、得点には繋がらない。
3回裏は1アウト三塁のチャンスを作ったが、ここも得点できず。
一方の守りは各イニングにランナーは出したものの、得点圏への進塁を許さない。
序盤は試合の勢いを奪ったが、試合をコントロールできるまでには至らない展開。
そして、やっとの思いは5回裏。
フォアボールとフィルダースチョイスなどで作った2アウト満塁。ここで押し出しによる先制点。
続いて、バッテリーミスが出て、この回2点目を挙げた。
6回の攻撃もランナーを三塁まで進めたが、あと1本が足りずに無得点。
最終回の守りは三人で抑え、この試合二塁を踏ませないまま試合終了となった。
巨人軍0000000|0
葡萄隊000200x|2
完全に攻めあぐんでしまった試合でした。
言うなれば、初回の好機に1本出ていれば、ここまで苦労はしなかったのではないかと思えます。
それでも、チャンスを作り続けていたことと、守りでは相手に付け入る隙を与えなかったこともあり、多少は安心していられる試合ではありました。
ただ、ただ…うーん、今日は打たなくてはいけない2人が空回りで、しっかりと守備の人に専念しちゃいました。
でも、その代わりの子に当たりが出ていたこと。
その試合で誰かがダメでも、代わりに活躍する子がでてくるということは、今までにはあまりなかったことです。
少しは地力が付き、チームとして機能し始めたことだと思います。
ただ、この試合後のバッティング練習では…
試合で打てなかった子は、いい当たりを連発。試合で打っていた子のバットは沈黙。
こんなものです。