鳥取県(とっとりけん:Tottori PREF.:استان توتوری)とは、日本の中では最も人口が少ない県。日本海に面しており、自称関西地方である。本来は取鳥と書くのが発音からして正しいはずであるが、廃藩置県の際に日本の役人がミスしたため、このような表記になってしまった。
砂、梨、山(伯耆大山)、蟹、温泉、鬼太郎、コナンくらいしか名物はないものの、昔は「因幡の白兎」という伝承に残るとおり、ここから月に向かって兎型ロケットが打ち上げられていたようだが、その面影は無い。オーパーツかもしれない。ちなみにハワイは鳥取県の温泉地である。夏には町民全員がアロハ姿でフラダンスを踊っている。鳥取タダはハワイ出身である。
なお、鳥取砂丘が日本一のスナバであると自称していますが、面積としては青森県の猿ヶ森砂丘に負けています。しかし、観光客が立ち入ることができないため日本一の名を自称することが出来るのです。また、名産として知られている梨の生産量は実は全国三位(一位は千葉県)なのです。
大山裾野丘陵から後期旧石器時代の黒曜石製と安山岩製のナイフ形石器や削器、彫器、掻器が見つかっており、今から約2万3千年前以降のものと推測されています。また、旧石器終わり頃の黒曜石製細石刃と呼ばれる石器が発見されていますが、実はまだ県内から人が生活した遺跡は発見されていないのです。
鳥取で人類が確認された最も古いのは、「古事記」であり、大和朝廷が諸国に鳥を捕らえさせ、これを税として納めるように命じていたという一節があり、当時、沼や沢の多い湿地帯であった鳥取平野で水辺に集まる鳥などを捕らえて暮らしていた狩猟民族が、大和に政権ができてからその支配体系に組み込まれ、「鳥取部」として従属するようになったとなっています。これが鳥取で人類が確認された最も古い歴史で4~7世紀の間になります(たぶん、違う)。
さて、時は流れて一気に明治時代です。1871年7月14日(旧暦)の廃藩置県により、旧因幡国の8郡(岩井郡、邑美郡、法美郡、八上郡、八東郡、智頭郡、高草郡、気多郡)、旧伯耆国の6郡(河村郡、久米郡、八橋郡、汗入郡、会見郡、日野郡)、旧播磨国の3郡(神東郡、神西郡、印南郡)の一部が鳥取県となりました。11月15日(旧暦)になると、旧播磨国の領域が姫路県(現在の岡山県)に編入されるものの、12月27日(旧暦)にはライバルの島根県より旧隠岐国を奪取しています。
しかし、これに怒った島根県が1876年8月21日に鳥取県を併合するという事件が起こります。日本地図から鳥取県が消滅したのです。鳥取県がなぜ島根県に併合されたのか、はっきりした理由は未だに判っていません。ただ、当時の明治政府には、江戸時代に石高が大きかった藩や幕末に勢力を伸ばした藩を取り除くという方針がありました。ちなみに鳥取藩は32万石(全国で13番目)、松江藩は18.6万石の石高でした。よって、当時、日本支配を目論む一大勢力だった鳥取を明治政府は無視できなかったのかも知れません。よって、明治政府主導により、巨大な島根県が誕生し、県庁をはじめとして師範学校など主立った役所が松江市に移ってしまいます。なお、鳥取の東端から島根の西端まで総延長は320kmです。つまり、鳥取から島根はめちゃくちゃ遠く、当時の移動手段といえば馬か徒歩、海運しかなく、産業もおのずと松江の方に移っていったため、その結果、鳥取はとても不便な土地となり、どんどん寂れてしまったのです。
それを見た地元の独立を求める士族らによる運動や両県の文化の違いを報告する政府要職・山県有朋さんらが立ち上がって「鳥取県再置運動」を行い、明治政府に働きかけた結果、1881年9月12日に島根県のうち、旧因幡国の8郡、旧伯耆国の6郡が鳥取県として分立・再置されて、鳥取県が再び立ち上がりました。鳥取県では島根県から分離独立した9月12日を「とっとり県民の日」と呼んでおり、分離独立を思い起こす1日となっています。鳥取県のHPにもこのことは書かれており、100年を遙かに超えても遺恨が残っていることを見ると、歴史を侮ってはいけないのです。
以前の「鳥取県 vs. 島根県(http://blog.goo.ne.jp/full-count/e/226c4d47fdb0dea9445b4e5e43957605)」にもこの辺のライバル構造を書いてあります。
さて、2016年10月21日14時7分頃、震度6弱の地震が鳥取県で発生しました。
鳥取県によりますと、22日(20時)時点で、これまでに県内7つの自治体で合わせて16人がけがや体調不良で医療機関に搬送されました。また、建物被害では、北栄町で住宅など14棟が全壊したという情報が寄せられ、確認を進めているほか、三朝町や湯梨浜町でも瓦が落ちたり玄関の扉が開かなくなったりする被害が相次いでいて、報告されている住宅などの被害はおよそ230棟に上っているということです。このほか、倉吉市内の26か所で水道管の破損が見つかり、およそ1000世帯で断水しているいうことです。
鳥取の皆さん、怖いと思いますが、一番に身を守ってくださいね。
地震発生直後には主要テレビ各局は、番組内容を変更して、地震の様子をライブで伝えました。
そんななか、日本テレビ系の人気ワイドショー「情報ライブ ミヤネ屋」では「鳥取・鳥取市」と伝えなければいけないところを「島根・鳥取市」と表示してしまったのです。
地震対応で、こんなところに構っていられない鳥取県だと思いますが、中央にはいまだに島根県に吸収されたままだと思っている輩がいるのかも知れません。
なお、鳥取県を代弁して、抗議しておきます。
「コラー!!」