「碧い瞳のエリス(あおいひとみのエリス)」は1985年10月1日にリリースされた安全地帯の10枚目のシングル楽曲です。作詞は松井五郎さん、作曲は玉置浩二さん、編曲は安全地帯と星勝さん。
ちなみに、大ヒットした「ワインレッドの心(1983年11月25日リリース)」がデビュー楽曲とずっと思っていたのですが、この楽曲は4枚目だったのですよね。
玉置浩二さんが出演したTV CMに使用され、そのCMのキャッチコピーは「エリスは、安全地帯。」でした。
(公式版もありますが、あえて近年のライブ動画にしました)
エリスとは森鴎外さんの「舞姫」に登場するヒロインで、歌詞も舞姫の世界観を表しているそうです。
舞姫は読んだことはありませんが(「マンガで読む・・・」は持っていたような)、エリスも報われない恋をしていた女性で、その女性をイメージした曲だとも言われています。
それもそのとおりらしく、1985年2月に玉置浩二さんは女優と不倫関係にあることが報道され、女優がそれを記者会見で認めた上で、「小学校の時と同じように、無防備な恋をしています」と発言し、それを聞いた作詞家の松井五郎さんはこの歌詞を制作したとのことです。
♬はじめて聴いた 声がなつかしい
想い出よりも あたたかくて
ふたりきりで 眠れるように
みつめてかなえる願い 言葉はなくても
あなたに逢うためだけに やさしくなれる
どんなに悲しいことも わたしに伝えて
あなたの瞳のエリス みつめかえして
想い出よりも あたたかくて
ふたりきりで 眠れるように
みつめてかなえる願い 言葉はなくても
あなたに逢うためだけに やさしくなれる
どんなに悲しいことも わたしに伝えて
あなたの瞳のエリス みつめかえして
秋の澄んだ空は「青」ですが、この「青」ではなく、みどりがかった「碧」。実際に碧の読み方には「あお」と「みどり」のが両方があります。
また、碧には「青く美しい石」もあり、美しい印象を与えるものを指すときにも使われています。たとえば、青く美しい海を意味する「碧海(へきかい)」、樹木が青々としている山林を意味する「碧山(へきざん)」、そして空の色が深い青をしているときには「紺碧(こんぺき)」という言葉を使ったりしますよね。
単純に「みどりがかった青」を表すだけでなく、美しい様子までも表現する碧は名前にも使われる人気の漢字です。
先日、「安全地帯40周年記念コンサート」の再放送をTVで観て、この楽曲を聴きました。
いま聴いても、心を優しく撫でるような美しい声とメロディーが感じさせてくれる透明感は変わりません。
いつまでも澄んだ心を持っていたいと改めて感じました。
本日も、拙文最後までお読みいただきありがとうございます。
皆さまにとって、今日という日が昨日よりも特別ないい日でありますようにお祈りいたしております。
また、明日、ここで、お会いしましょう。それではごめんください。
皆さまにとって、今日という日が昨日よりも特別ないい日でありますようにお祈りいたしております。
また、明日、ここで、お会いしましょう。それではごめんください。