♬サラリーマンは 気楽な稼業と 来たもんだ
二日酔いでも 寝ぼけていても
タイムレコーダー ガチャンと押せば
どうにか格好が つくものさ
ハナ肇とクレイジーキャッツ・植木等さんのヒットソング「スーダラ節」に続く第二弾として、1961年12月にリリースされました。楽曲タイトルは「ドント節」で、作詞は青島幸男さん、作曲は萩原哲晶さんです。1962年に公開された、映画「サラリーマンどんと節 気楽な稼業と来たもんだ」の主題歌に使用されています。まだ、生まれていない私は、進行形では知りません。
サラリーマンは「毎月給料をもらって、それで生活をしている人のこと」です。一般的には会社から給料をもらっているという場合が多いですが、給料をもらっているのは公務員も同じことですので、サラリーマンというのは会社勤めの人たちとともに公務員を含むこともあります。ただし、アルバイトやパートの方は含まなかったりします。
会社員というのは、そのものずばり、会社で働いている人のことを指しています。したがって、公務員は含まれません。しかし、会社で働いているといっても、一般的な社員を指す言葉ですから、通常、役員とか株主といった方々は含まれません。
さて、第一生命保険は2021年3月17日に、全国の小・中・高校生を対象にした第32回「大人になったらなりたいもの」のアンケート結果を発表しています。
小学生男子の3位は安定の「サッカー選手」、2位は今どきを表している「YouTuber/動画投稿者」、そして、1位は、なんとというか、今どきのというか、「会社員」でした。第一生命は会社員が人気になった要因として、「新型コロナウイルスの影響でリモートワークの導入が進み、自宅で仕事をする父親・母親の姿を目の当たりにして、会社員という職業を身近に感じた子どもが多かったのでは」と分析しているそうです。
なお、中学生・高校生男子の「大人になったらなりたいもの」の1位も「会社員」、2位に「ITエンジニア/プログラマー」、3位に「公務員」「YouTuber/動画投稿者」(中学生同率3位)が入っており、こちらは小学生よりも少し安定的・現実的な職業や専門性を生かせる職種となっています。
ちなみに、小学生女子の1位は「パティシエ」、2位は「教師/教員」、3位は「幼稚園の先生/保育士」となっており、中学生・高校生女子の1位にも「会社員」、2位に「公務員」、3位が「看護師」となっています。
男子の「選んだ職業になりたい理由」の1位は「好きだから」、2位は小学生が「かっこいい/素敵だから」、中学生男女と高校生女子が「誰かの役に立ちたいから」、高校生男子が「収入が良さそうだから」を挙げ、中・高校生女子は理由の2位に「誰かの役に立ちたいから」を挙げており、新型コロナウイルスの感染拡大で医療現場の第一線で働くエッセンシャル・ワーカーの重要性が認識されたことが「看護師」志望という形で現れた可能性が考えられているようです。
さてさて、「サラリーマンは気楽な稼業ときたもんだ」や、「わかっちゃいるけどやめられない」「無責任」など、植木等さんの迷名言が流行したのは、1960年代~1970年代にかけての日本の高度経済成長の真っ最中でした。
当時はまだサラリーマン(会社員)は、年功序列と終身雇用に守られていた時代だったと思います。ボーナスも出るし、退職金ももらえる日本型雇用であり、多少の気楽さがうかがえるのが、
♬社長や部長にゃなれそうもないが
停年なんてのは未(ま)だ先のこと
競輪競馬に パチンコ 麻雀
負けりゃやけ酒 また借金 アッソレ
なんていう歌詞もあるくらいです。でも、当時だって嫌味なことをいう上司、文句をいってくる部下など苦労も多かったと思います。だからこそ、皮肉った内容の歌詞になっていたとも思えます。
時代は変わり、今や非正規で働く人も増えてきており、当時は想像もされなかった職業も出てきて多様化しています。しかし、多様な働き方の環境は一向に整ってきていません。「わかっちゃいるけど」でしょうけど、「無責任」な話でもあります。
ただ、将来、どのような仕事に就いたとしても、「責任」もって遂行してほしいと思います。
今日も、私のブログにお越しいただいてありがとうございます。
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どうぞ、お元気お過ごしください。また、明日、ここで、お会いしましょう。