「元日といえばサッカーの天皇杯決勝」が、サッカー界の風物詩であり、私が毎年、「今年こそは観るぞ」と気合が入っているものにTVの前のお昼寝によって、「レッドカード一発退場」というのも我が家の風物詩です。
今期は2022年11月20日~12月18日まで「ワールドカップ・カタール大会」が行われるため、今季は10月16日に開催されています。試合会場も国立競技場ではなく、日産スタジアムでした。なお、2021年も「元日の決勝」ではなく、新型コロナウイルスの感染拡大の状況を受けて12月に日本で行なわれる予定だったFIFAクラブ・ワールドカップが日本での開催が中止になったため、12月19日に国立競技場で開催されています。
試合は10月16日に行われ、初の決勝進出を決めたヴァンフォーレ甲府(J2)がサンフレッチェ広島(J1)と対戦し、1-1のまま延長戦でも決着がつかず、最後はPK戦で5-4で制し、初の日本一になりました。ちなみに、サンフレッチェも勝てば天皇杯初優勝でしたが、1993年のJリーグ発足後、6度目の準優勝で、初優勝はお預けです。
J2クラブの優勝は2011年度のFC東京以来2度目。このときはJ2チーム同士の決勝だったため、J1勢を下しての優勝は大会史上初、しかも、来季もJ2所属のままのクラブが優勝という快挙(?)です。
さらに付け加えるとすれば、ヴァンフォーレは天皇杯でJ1クラブに5連勝と勝ち上がっており、「史上最大の下剋上」とも言われています。
2回戦:2-1 北海道コンサドーレ札幌
3回戦:3-1 サガン鳥栖
準々決勝:2-1 アビスパ福岡
準決勝:1-0 鹿島アントラーズ
決勝:1-1(PK5-4) サンフレッチェ広島
私は、「ヴァンフォーレが優勝すれば面白いな」と思って、今回はしっかりと観ていました。立ち上がりから前半はヴァンフォーレペース。後半はサンフレッチェペース。観ていて久しぶりの、「どきどき」ものでした。
最大の山場は1-1の延長後半7分。ヴァンフォーレのDFの腕にサンフレッチェのMFのパスが当たりPK。まあ、「これでサンフレッチェが決めて終わりかな」と思っていたところ、ヴァンフォーレのGKがPKを見事に止めます。このとき私はなんとなく、「このままPK戦になったら、ヴァンフォーレの勝ち(ツイているという意味で)」と思えました。
そして、結果はヴァンフォーレのGKがPK戦でもサンフレッチェの4人目を止めるという、まさに「守護神」的な活躍でした。
ちなみに、ヴァンフォーレの先制点はFW三平和司選手(34歳)。延長後半にPKを与え、最後にPKを決めたのはDF山本英臣選手(42歳)、そして2度のPKを止めたGK河田晃兵(35歳)とベテラン選手たちでした。
甲府というか山梨県はサッカーが盛んであり、私も実は甲府生まれ、育ちであり、子どものころの最初はサッカーをやっていました。
ヴァンフォーレは1965年結成された「甲府クラブ」が前身です。1995年に現在の名称となり、1999年からJリーグ参入。2000年には1億円超の債務超過で解散寸前まで追い込まれましたが、存続危機を乗り越え、2006年にJ1初昇格。そのあとはJ1とJ2を行き来し、2017年に3度目のJ2降格し、現在に至っています。
今季はシンガポール代表監督をへて、約3年8ヶ月ぶりに復帰した吉田達磨監督のもと、J1復帰を目指していましたが、J2では天皇杯のあとに連敗をようやく止めましたが18位。その吉田監督は今季限りで退任になるため、 来年のアジア・チャンピオンズ・リーグ(ACL)は新監督の下で戦い、J1復帰を目指すことになりそうです。しかも、ホームスタジアムがACL開催規定を満たしていないため使用できないという、うれしくないオマケつきです。
なお、クラブ名の「ヴァンフォーレ」は戦国時代の武将・武田信玄さんの旗印「風林火山」に基づき、「風」と「林」のフランス語を組み合わせた造語になっています。
本日も私のブログを読んでいただき、ありがとうございます。
今日はどのような一日になるのでしょうか。または、どのような一日を過ごされたのでしょうか。
その一日でほんの少しでも楽しいことがあれば、それを記憶にとどめるように努力しませんか。そして、それをあとで想いだすと、その日が明るくなる、それが元気の源になってくれるでしょう。
それを見つけるために、楽しいこと探しをしてみてください。昨日よりも、ほんの少しでも、いい一日でありますようにと、お祈りいたしております。
また、明日、ここで、お会いしましょう。