このタイトルを見て、「!」となった方もいるかも知れません。
そう、先日2022年度の天皇杯で優勝したヴァンフォーレ甲府の胸スポンサー「はくばく」から販売されている「干しそば」です。「はくばく」は山梨県に本社がある食品メーカー。社名は「白麦(はくばく)」が由来です。主に大麦、玄米、雑穀などの穀物を加工した商品を展開しています。そんな「山梨県のメーカーが長野県の木曽路御岳とは?」と思われるでしょうが、その話は後半になります。
さて、「干しそば」というのは、スーパーなどでよく見かけるインスタントラーメンなどと並んで売られているおなじみのものです。我が家で「おうちそば」を食べるときには、基本的に「生そば」なのですが、「干しそば」は急に食べたくなったときの「非常食」としていくつか保管しています(ただ、つゆがないときがあるのですが)。
私個人の感想として、基本的に「干しそば」には当たり外れがあり、「ぼそぼそ感」が残っていたり、「芯」が残っていたりするものもありますが(作り方がよくない?)、この「元祖乱れづくり 木曽路御岳そば」は当たりになります。
麺は「乱れづくり」と名前が付いているとおり、ふぞろいであり、上品な「おそば屋さんのおそば」というよりも、おうちで打った「おうちそば」という感じです。食感自体も、一部の「干しそば」で感じられる「ぼそぼそ感」はなく、「つるつる」「しこしこ」とちゃんとコシがあるおそばです(作り方がよかった?)。
さて、「はくばく」ですが山梨県唯一のプロチームであるJリーグ・ヴァンフォーレ甲府の胸スポンサーになっています。これは、ヴァンフォーレが1999年に経営危機になったとき、当時、スポンサーを獲得するため県内の企業を回っていました。中小企業スポンサーなどは獲得できたものの、ユニフォームの胸に入れるメインスポンサーは決まらずにいました。
そこで2001年のシーズン開幕が間近になったころ、ヴァンフォーレの社長は、はくばくを訪れて胸部分のスポンサーを要請。これに対して、はくばくの(スポーツに関して理解のある)社長は経営危機であり、年間数千万と言われるスポンサー料に対して、費用対効果が不明であったもののスポンサーになることを承諾し、ヴァンフォーレの胸スポンサーとして「はくばく」のロゴマークがつき、2002年以降のクラブ存続もできると思われました。
しかし、その直後に、はくばくの本社工場で火災が発生。商品の生産には影響がなかったものの、2002年以降のスポンサー継続が危ぶまれたものの、ヴァンフォーレ・サポーターが、はくばく商品を積極的に購入する運動を展開。このサポーターの行動に心を動かされた、はくばく社長は2002年以降の胸スポンサー継続することを決定しました。2007年と2008年は「はくばく」のロゴマークが背中に移動しましたが、2009年から再び胸スポンサーになっています。
そんな話をおつまみにしながら、おそばをいただきますと、美味しさもひと味違うような気がします。
さてさて、「「山梨県のメーカーが長野県の木曽路御岳とは?」ですが、この「元祖乱れづくり 木曽路御岳そば」の製造者は長野県木曽郡木曽町にある「株式会社 霧しな」なのです。「霧しな」は「霧しな」で自社でも「干しそば」を販売しています。
そんな話をおつまみにしながら、おそばをいただきますと、「乱れづくり」と名前が付いているとおり、口の中での食感がひと味違うような気がします。
本日も私のブログを読んでいただき、ありがとうございます。
今日はどのような一日になるのでしょうか。または、どのような一日を過ごされたのでしょうか。
その一日でほんの少しでも楽しいことがあれば、それを記憶にとどめるように努力しませんか。そして、それをあとで想いだすと、その日が明るくなる、それが元気の源になってくれるでしょう。
それを見つけるために、楽しいこと探しをしてみてください。昨日よりも、ほんの少しでも、いい一日でありますようにと、お祈りいたしております。
また、明日、ここで、お会いしましょう。