芸能人は「歯が命」。
野球人は「目が命」。
昨日の夜のTVで小島よしおさんがMLBでの世界最速169kmを打ち返せるか・・・ということで、1ヶ月間動体視力を鍛えて見事打ち返していました。
また、「がんばれ元気」というマンガと同じように走行中の電車の窓にかかれた数字を内藤大助選手が読み取るということをしていました。さすが、ボクサー全問正解。
そういえばドカベンでも山田太郎が電車の中から通過する駅の駅名を読み取るという練習をしていました。
中日ドラゴンズでは、毎年合同自主トレ中に視力検査を実施しています。
普通、動体視力は静止視力よりも劣るといわれています。一般人なら、動体視力は静止視力の75%程度が通常。プロ野球選手でも80から85%がほとんどです。過去には福留選手(カブス)が静止視力1.2に対し動体視力は1.1で約95%という驚異的な数字を残していますが、昨年ドラフト2位で入団した小川龍也選手は、静止視力を上回る動体視力を持っているそうです。
視力測定をしたメガネ店の担当者も「静止視力1.2に対し、動体視力が両目とも1.3あった。動体視力の方がいいというのは、ちょっと見たことがない」と舌を巻くほど。
また、2008年ドラフト3位で入団した岩崎恭平選手。
彼の動体視力も目を素早く動かすテストで全問クリアしており、「目の潜在能力は福留並み」と太鼓判を押した。ただ、視力の左右バランスに問題があり、視力矯正が課題とのこと。
何のスポーツにしても必要な情報のほとんどは目から採り入れます。
直径約7cmのボールに集中する野球選手の目はプレーする上で大切な役割を果たします。
守っていれば目の前で急に動くボールへの対応力、イレギュラーへの対応ができます。
打撃時ではピッチャーからの投球を速球や変化球のボール軌跡を追う力に関連します。優れていればどのコースも打てるようになるはず(川上哲治さんの「ボールが止まって見える」の境地に入れるかも)。
イチロー選手の静止視力は0.4しかないそうです。しかも、MLBへ行ってからはコンタクトは使っていないとか。
イチロー選手は中学3年まで毎日バッティングセンターに通い、時速140kmのボールを打っていました。また、走行中の車のナンバーを見て、その数を足すこともやったりして、動体視力を高めてきたそうです。
つまり、小島よしおさんの例でもそうなのですが、動体視力は鍛えることができます。
すけと太郎は以前からPCにて動体視力トレーニングを(時々思い出したように)しています。
ラダートレーニングではありませんが、案外とこれも頭を使ったりするトレーニングにもなるんです。