自力で戻ってきた松本市営野球場。
今日は中日新聞社旗争奪長野県中信地区学童野球大会準々決勝の舞台。
ここまで、駒を進めてきたチームには、先日行われた第30回県学童軟式野球選手権秋季大会のベスト4のうち、3チームがその名を連ねている。
葡萄隊準々決勝の対戦は、なんとその県大会準優勝チームの箕輪中部米国人。
1回表の立ち上がりを内野ゴロ3つで抑え、その裏の攻撃で、先頭バッターがいきなりの2ベース。2アウト三塁にまでランナーを進めたが、得点はできない。
2回の相手の攻撃も3人で抑え、いいペースで試合に入って行った。
しかし、3回表の守り。1アウト後、平凡な内野ゴロでミスが出てしまいランナーを許すと、次のバッターの内野ゴロも同じミスで一・二塁とピンチを拡げる。次のバッターは送りバント。この打球が小フライになるが、上手くキャッチできず、弾いてしまう。だが、フライが上がったことで、二塁ランナーはベースに戻っていたため、三塁で封殺し、アウトカウントを1つ増やす。その次のバッターのときに、ダブルスチールを仕掛けて来て、この送球を弾いて逸れた間に二塁ランナーに先制のホームインを許す。さらに内野ゴロの処理をミスしてしまい、この回ノーヒットで2点を献上。
その裏の攻撃はランナーを出すが、得点圏には進められない。
4回表。先頭バッターに3ベースを打たれてしまうが、後続のバッターをセンターフライと連続三振に打ち取り無失点に抑えて、裏の反撃へと繋げたいところ。先頭バッターが出塁するものの、ランナーを進められず、2アウトランナーなしとなる。ここで2ベースが出たものの、後が続かず得点できない。
得点が入ってからは、相手チーム主導で試合が展開していく。
5回も2アウト一・三塁と攻め込まれてしまい、なんとか無失点で切り抜けているものの、攻撃は反撃の糸口もつかめない。
6回の攻撃は上位からではあったが、2アウトからランナーを出すが、点にはならない。
県大会準優勝チームの壁はやっぱり高い。
迎えた最終回の攻撃。先頭バッターがヒットで出塁。次のバッターはデッドボールとなり、ノーアウト一・二塁と初回以来、得点のチャンス。しかし、次のバッターは送りバント失敗でランナーはそのまま。その次のバッターでランナーを進めて、2アウト二・三塁と一打同点のチャンスとするが、早くも2ストライクと追い込まれて、万事休す･･･なのだが、ここでファールで粘っていき、次に放った一打は左中間を破る起死回生の同点2ベース。
こうなれば、一気に試合を決めてしまいたい。そのみんなの想いを乗せて打球はセンター左へと飛ぶサヨナラヒット!!
この試合の頑張りは、なんと言っても五年生たちでしょうね。
最後まで投げ抜いた、あやちゃん、同点打のシュウ・イチロー、サヨナラ打のナオキ、送りバントでサヨナラに繋げたユーヤ、それなりに守備でも貢献のミズキ、いつも声を出しチームを引っ張るシン。
3回の守乱は、この最終回のための、御愛嬌ということにしておきましょう。
ただ、やっぱりミスによって苦しめられた試合で会ったことは事実ですから、次の試合では起こさなくてもいいミスは無くすことです。とびきり難しいことをすることはありませんから、やっぱり、当たり前のこと、一試合一試合、一つ一つのプレー、一球一球を大事にして行くことですね。
そして、今日得た一番。
「最後まであきらめないこと」
目標は当然、ただ1つ。No.1!!
